エアロモービル「空飛ぶ車」いっせいに飛び立つ日は近い
日本では、ドローンが首相官邸にいつの間にか着陸していたことから、連夜の大騒ぎ、規制だぁ、規制だぁと。ドローンの製造元の中国DJI社があっさり、官邸方面へ飛ばないようにプログラム(GPS対応プログラム)を変更しましょうと。世の中と伏魔殿の国会議事堂に巣食う国会議員たちとの時代の落差だけが露見した次第。
無人のドローンだけに気をとられていたら、有人のエアロモービルが低空で首相官邸へ遊びに来るかもしれない時代がそこまで来ている。首相官邸警備の警官らでエアロモービルを打ち落とせるのだろうか。それに遊びに寄っただけの人を・・・。
世界各国の小規模メーカーが、他社に先駆けて「空飛ぶ車」を発売しようとしのぎを削っている。本格生産が始まるとみられる2017年が、同業界にとっての転機になりそうと報道されている。
一部のメーカーを挙げただけでも、
スロバキアのエアロモービル、
米テラフギア、
米モラー・インターナショナル、
オランダのパルV
などの各社が、数年以内に空飛ぶ車の製造販売に乗り出そうとしている。
米テラフギアは、マサチューセッツ工科大学の卒業生が設立したメーカーで、小型機に切り替えられる自動車の製造を2017年から開始する見通し。既に手付金の支払いを済ませた顧客も多数に上る。
エアロモービルも開発が最終段階に入り、17年から手付金の受け取りを開始する。
一方、パルVは既に予約注文の受け付けを開始。17年春には納車が始まると見込んでいる。
モラーも手付金の受け付けを始め、米連邦航空局(FAA)に承認されれば16年には発売できると意気込む。
ただし、実現までにはまだ大きな障壁がある。各社とも以前は1~2年以内に発売できるとしていたが、その後は幾度も計画の延期を余儀なくされてきた。
主な理由は、当局による厳しい規制。車両そのものについては、数々の実験を経て道路走行性能も飛行性能も実証してきた。しかし、航空、道路、運輸関連の規制をクリアするには何年もかかる可能性がある。
「優れた機能を持つ製品を開発しても、当局からの承認が得られるかどうかはまったく別の問題だ」と話すのは、パルVのロベルト・ディンゲマンセ最高経営責任者(CEO)。
同社のジャイロコプター型車両は、欧州と米国で道路走行と飛行のために必要な基準をすべて満たしているという。
1、<エアロモービル>
今月には(スロバキアの)エアロモービルの試作車が、試験飛行中に墜落する事故があった。パイロットは無傷だったが、規制をクリアして安全基準を満たすことの重要性がこの事故で裏付けられた。
同社は17年の発売を目指す計画について、事故後も変更はないと強調している。
「最新試作機『エアロモービル3.0』は、重量わずか400キロ、折り畳んだ翼を広げると全幅は8メートル。燃料はガソリンで、1回の飛行でパリからミュンヘン(約700k)に行くことが可能だという」ただ、滑走距離が最低200メートル必要。
『エアロモービル3.0』BMWの元デザイナーがデザインしたとされる。
2、<テラフギアの「トランジション」>
米テラフギアの「トランジション」、500mの滑走路が必要
同社はすでに「トランジション」という空陸両用の乗り物を開発。トランジションは空港から離着陸するよう設計された飛行機だが、翼を折りたたんで道路を走ることもできる。2009年に初飛行に成功し、昨年には第2世代のデモ走行や飛行を行った。15年に発売予定で、価格は27万9000ドル(約3300万円)。すでに約100機以上の予約が入っているという・・・真実は不明。
米テラフギアの「TF-X」、PHV-垂直離発着機、4人乗り。
「トランジション」のプロペラをオスプレイと同じティルトローター型に変更しただけのようだ。
3、<モラー・インターナショナルのSkyCar M400>
米モラー・インターナショナルのSkyCar M400
モラー博士のモラー社の垂直離着陸機、最高速度約600km/h、満タンで1500キロの飛行距離、価格は350万$(約4億1千万円)、オスプレイと同じティルトローター機。滑走路がいるがホンダジェットとの価格と変わらない。販売されたが売れなかったようだ。実際は数メートルしか浮上しなかったという。音が煩そう。
M200Xとモラー博士
モラー社は、米カリフォルニア大デイビス校航空学・機械工学部教授のポール・モラー博士が起こした会社。’70年にXM-4を誕生させ、エンジン出力を高めた’80年代モデルM200Xを’89年に実験を成功させた。そして最新実用車M400が誕生したという。円盤型ドローンの草分けか。
4、<PAL-V>
折り畳み式のジャイロコプター型
以上、
飛行機免許が必要のようだ。
HONDA JET
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主要目
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乗員: パイロット1名または2名
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乗客: 5名または6名(エアタクシー用)
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座席数: 7-8席
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全長: 12.71 m (41.70 ft)
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全幅: 12.15 m (39.87 ft)
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全高: 4.03 m (13.21 ft)
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最大離陸重量: 4,173 kg
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動力
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エンジン:GE Honda エアロエンジンズ製 HF120×2
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最大離陸推力: 8,363 N (853 kgf) × 2
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巡航推力: 1,873 N (191 kgf) × 2
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性能
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最大巡航速度: 778 km/h(高度30,000 ft 420kt TAS)、マッハ 0.72
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最大有視界航行距離: 2,593 km (1,400 nm)
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最大計器飛行航行距離(航続距離): 2,185 km (1,180 nm)
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燃料消費率: 3.3km/kg
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最大運用高度: 13,106m (FL430)
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離陸距離: 807 m (3,120 ft)
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着陸距離: 694 m (2,500 ft)
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最大上昇率: 1,216 m/min (3,990 ft/min)
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