三菱デリカなど 7万1千台リコール 照明やワイパーの電気系統に問題

三菱自動車はデリカにつき次のとおりリコールを届け出た。

1、対象車両:「デリカ」「アウトランダー」「ギャラン」「RVR」「ランサーエボリューション」
2、不具合の部位(部品名):(1) 電気装置(ETACS ECU)、(2) その他(ブロワモータ)
3、基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因:
(1) 前照灯や窓ふき器などを制御するETACS ECU内部の電子部品の製造が不適切なため、電子部品の抵抗値が増大することがある。そのため、ETACS ECU内部の電圧が不安定になり、最悪の場合、ETACS ECUの機能が停止して、前照灯が点灯中に消灯したり窓ふき器が作動不良となるおそれがある。
(2) ブロワモータの製造が不適切なため、モータ内部のシャフトと軸受の芯がずれた状態で組み付けられたものがあり、シャフトと軸受が異常摩耗することがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、シャフトと軸受が固着し、最悪の場合、ブロワモータが作動停止して、デフロスタが機能せず安全な視野を確保できないおそれがある。
4、改善措置の内容
(1) 全車両、ETACS ECUを確認し、該当するものは、ETACS ECUを良品に交換する。
(2) 全車両、ブロワモータを確認し、該当するものは、ブロワモータを対策品に
交換する。
また、パワートランジスタのヒューズ切れが発生している場合には、同時にパワートランジスタも交換する。
5、不具合件数(1) 464 件、(2) 199 件 事故の有無 なし
6、対象台数:(1)43,326台 (2)69,199台 計71,053 台
7、製作期間の全体の範囲):平成21年1月12日~平成22年12月1日

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