日産 自動運転車2016年にも販売開始 高速道限定
日産のカルロス・ゴーン社長は2日、2016年に市場に投入する自動運転機能を搭載した自動車に関して、日本で同年に売り出すと明らかにした。ゴーン社長はこれまで、どの国でこの機能を搭載した車を発売するか表明していなかった。
ゴーン社長は、ニューヨーク国際自動車ショーの会場で、共同通信などのインタビューに「日本は大変重要な市場、このような画期的な技術をできるだけ早く提供したい」と説明した。
この自動運転機能は、高速道路に限定する。走行中に道路の白線や前方を走る自動車を検知し、ハンドル操作や加速、減速を自動的に行う。
以上、共同通信
車速を一定にするクルーズコントロールはすでに20年以前からあったが、車の電子制御化が進み、またセンサー技術も桁はずれに進化し、すでに前方衝突回避システムや前方車両に対する追尾コントロール車両は販売されている。
白線認識の自動走行は高速道限定、政権により莫大な公共投資がなされているにもかかわらず、一般道やバイパス道の白線の改修工事が行われず、見えにくくなっており、安全にも問題を生じているが、そうした一般道への導入は、別の複数の制御技術(各種状況認識)が必要にもなり、かなり先になると思われる。
爺さんばあさんの車両には、前後への急発進や急な左折右折などあり、安全走行の自動制御技術が特に求められてもいる。
なお、日産は自動運転車開発につきNASAとパートナーシップを締結している。