ちょっと気になり始めた車の顔

フロントグリルは車の顔であるが、最近は戦闘的になってきたのか、マツダが「魂動デザイン」、トヨタはスピンドルグリル「イナズマライン」、ホンダは・・・
いずれも顔の口が大きく開いたスタイルに変更されてきた。精悍さは感じられるものの、スマートさは感じられなくなった。前から見た場合、見る人にとって顔も見えないほど口の大きさがインパクト与えるものとなっている。

時代の流れだろうか。昔から車は角ばったり丸みを帯びたりを繰り返してきたが、顔(フロントグリル)がこれほどまでに変わった時代はなかった。
どうもAudiあたりが先鞭を付けたようだが、ターボ装着車なら理解もできるがノーマル車で単にデザインときていることからややこしい。ダイハツ新「コペン」さえもその流れの中にある。
BMWのような遠くから見てもすぐ同社の車両だと一目してわかる頑固一徹なフロントデザインも必要な気がしてならない。

最近の口デカデザインは、今や日本車の主流となっており、燃料電池車の「未来」に至っては口デカに加えエラまで張っているから驚きだ。
年をとってきたからであろうが、車は流れるようなデザインが好きだ。ジゥ・ジアーロの117クーペ(いすゞ)のデザインは傑作だった。

ただ、時代を造ると創るとは埋めようもない大きな開きがある。

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