タカタ製エアバック問題 780万台に拡大・米道路交通安全局 米連邦検察も捜査

米道路交通安全局(NHTSA)は22日、欠陥が指摘されているタカタ製のエアバックをめぐり、所有者に対して、リコールに応じるべきだとしている。なお、これまで4名自動車事故による死亡に関係しているとNHTSAは見ている。

米国での対象車は
ホンダ510万台
トヨタ87万7千台
日産69万5千台
BMW62万8千台
クライスラー37万1千台
各社はリコールを実施しているが、所有者の改修のための持ち込みが少ないようだ。対象車は2006年~2010年までの分であり、中古車になり連絡が取れなくなったり、廃車になった車両も多いと見られる。トヨタの場合の国内対象車の製作期間は2000年12月4日~2004年4月19日までだった。

<連邦検察がタカタ捜査>
米連邦検察は欠陥エアバッグ問題でタカタを捜査していると22日WSJが伝えている。
同社製エアバッグは2人の死亡事故に関連があると見られ、米政府は先にこの問題で、国内700万台以上の車の所有者に異例とも言える警告を発している。
捜査は予備的な段階で、当局者はリコールに影響を与えないように慎重に捜査しているという。捜査は訴追することなく終了する可能性もあるとしている。
捜査はニューヨーク・マンハッタン地区検察が行っており、タカタがエアバッグの安全性について米規制当局をミスリードするような報告をしたかどうか調べているという。

以前アメリカで生じたトヨタ車急発進問題、実際はないことが実証されたが、マスメディアと当局者の大きなミスリードで大量の裁判が生じ、司法取引により12億ドル支払わせられた経緯がある。

あわせて読みたい