痛い 高速料金 4月値引き廃止・深夜のみ3割へ 国交省検討開始

現行の高速道の割引により、ワークアウトしたシニアの多くの人たちが、観光地へ足を運んでいる。ところが、国交省とNEXCO3社は23日、高速道路料金の割引制度を来年4月以降、大幅に縮小する意向を示している。
現在、普通車を対象に、地方の平日で午前9時~午後5時、大都市の休日で午前6時~午後10時の時間帯で各3割引きとしている制度は廃止する方向。
深夜割引についても5割引きを縮小する。

割引制度を見直すのは、国費で負担していた年間4千億円の割引財源を来年3月末で使い切るため。今年度補正予算で追加の割引財源を計上するが、その額は1千億円以下と大きく圧縮される可能性が高まり、大幅に制度を縮小せざるを得なくなったことによる。
月内をめどに具体的中身を決める。

高速道路料金の割引制度は、平成17年の民営化前後に導入されたNEXCO3社の負担分、年間5千億円と、20年度の緊急経済対策で導入された年間4千億円の国費負担分で構成されてきた。
政府は、来年4月の消費増税後も利用者の負担を少なくするため、割引制度は継続する方針だが、来年3月末で使い切る国費負担分の代替を、補正予算でどれだけ追加計上できるかで変わってくる。そのため、割引制度見直しは、まだ流動的な部分も残っているが、選挙もまだ遠く、財源問題から、大幅に縮小されることだけは間違いないだろう。
冒頭に記載したように、消費税の増税もあり、高齢者の旅行がかなり減少するものと思われる。

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