ヤマハ発1ℓカー「モティフ」開発で自動車市場へ参入へ MOTIV
ホンダが、1963年T360、1967年にN360を投入して自動車業界に本格参入したときから、ヤマハ発動機(ヤマハ)の参入は期待されたが、ヤマハは、トヨタが1967年に販売した伝説の名車「2000GT」を共同開発、ヤマハで生産した経緯があるものの、これまでバイク・マリン事業に専念してきていた。
しかし、今やバイクのエンジンも1000CC以上がズラリ、2005年には同社製のV8 4.4LエンジンがボルボXC90に搭載された実績などもある。同社ではいつでも自動車業界に参入することは可能であった。自動車の生産施設には膨大な投資が必要となるが、ヤマハの今期の売上高は1兆4千億円超を予定しており、自己資本額も前期までに3千億円を溜め込んでいる。
ましてや、現在底打ち状態の世界経済が徐々に回復傾向にあり、欧米はじめ、同社のマリン事業は再び大きく伸張することになる。
バイクは、ホンダと並び世界に名を知られ、特にアジアでは前期522万台(5330億円、ホンダはアジアで前期705万台)を売り上げ、世界全体でも609万台(7986億円)の売上高を計上している。同社の売上高に占める海外の比率は87%に至っている。
そうしたヤマハは20日、東京モーターショーで、小型四輪自動車の試作車「MOTIV(モティフ)」を初公開した。2010年代の製品化に向けて開発を進めているという。
「モティフ」は2人乗りで排気量1000ccのガソリン車と電気自動車(EV)を想
定している。
カーデザインなどは、F1シリーズの車を手掛ける著名自動車デザイナーのゴードン・マーレー氏と共同開発する。
ヤマハは、「モティフ」について、二輪車で培った技術を駆使し、人機一体感による楽しさと軽快感をもたらす車だと説明しているという。
ホンダとヤマハとでは、ヤマハの方がデザイン的には洗練されている。
ヤマハ発動機の業績推移と予想
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連結/百万円
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2010年12月期
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2011年12月期
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2012年12月期
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今期期予想
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売上高
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1,294,131
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1,276,159
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1,207,675
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1,450,000
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営業利益
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51,308
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53,405
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18,598
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55,000
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経常利益
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66,142
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63,495
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27,267
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59,000
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当期利益
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18,300
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26,960
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7,489
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34,000
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総資産
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978,343
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900,420
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962,329
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自己資本
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274,253
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280,763
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307,857
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資本金
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85,666
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85,666
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85,666
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有利子負債
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322,441
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274,720
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326,974
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自己資本率
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28.0%
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31.2%
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32.0%
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・トヨタと業務提携している。