マツダ/新型「デミオ」の予約販売開始 リッター30キロ 全車SKYACTIV搭載

マツダは12日、新型『マツダ デミオ』の予約受注を全国のマツダ系、マツダアンフィニ系、マツダオートザム系販売店を開始した。
メーカー希望小売価格は、消費税込みで1,350,000円~2,192,400円、月間販売計画は5,000台。
なお、発売開始予定日はガソリン車(2WD)が9月26日、ディーゼル車(2WD)が10月23日、4WD車は12月の予定。

新型「デミオ」は、「マツダ CX-5」「マツダ アテンザ」「マツダ アクセラ」に続く、マツダの新世代技術「SKYACTIV(スカイアクティブ)技術」と新デザインテーマ「魂動(こどう)-Soul of Motion」を全面的に採用した新世代商品の第4弾となるコンパクトカー。

新型「デミオ」は、“車の価値はボディサイズに比例する”という既成概念を打ち破ることを目指し、開発された。そこには、マツダのクリーンディーゼルエンジンに代表される「SKYACTIV技術」や魂動デザインを、マーケットボリュームの最も大きいコンパクトカークラスに投入することで、走る歓びと優れた環境安全性能を、より多くのお客様に提供したいという想いが込められている。
そのため、新型「デミオ」では、理想的なドライビングポジションやペダル配置、安全優先のヒューマン・マシン・インターフェィス(HMI)、質感が高く精緻な内外装、人馬一体の運動性能など、あらゆる領域の品質を徹底的に追求し、「CX-5」以降の新世代商品で一貫して培ってきた新しいマツダの技術やデザインの考え方のすべてをコンパクトなボディに凝縮させている。

<新型「デミオ」の概要>
<エクステリアデザイン>
・マツダのデザインテーマ「魂動-Soul of Motion」を小さなボディのために再構築し、エネルギーの凝縮と解放による爆発的な前進感のある骨格を実現。
・大径タイヤを極限まで四隅に配置した踏ん張り感のある力強いスタンス。
・野生動物の鋭い瞳に見立てたLED4灯ヘッドランプと、立体的なシグネチャーウイングで、端正ながら生き生きとした表情と生命感あふれる造形を実現。
・新色「ダイナミックブルーマイカ」、「スモーキーローズマイカ」の他、デザインテーマ「魂動-Soul of Motion」のイメージカラー「ソウルレッドプレミアムメタリック」など全10色設定。

<インテリアデザイン>
・サテンクローム、光沢カラーパネル、カーボン調シボ、レザー、ステッチなどを採用し、上質ながらも遊び心のあるクラス概念を大きく超えたインテリアクオリティを実現。
・ドライビングを楽しむコックピットと、開放的で心地よい助手席の2つの空間を対比させた室内構成。
・インテリアカラーはインストルメントパネル、コンソール、ドアアームレスト等、複数の色と素材を組み合わせた4つのスタイルを設定。

<ドライビングポジション>
・前モデルよりフロントタイヤを80mm前方に配置し、ドライバーが自然に足を伸ばした位置にペダルのある理想的なペダルレイアウトを実現。アクセルペダルにはオルガンペダルを採用。
・様々な体格のドライバーが最適なドライビングポジションを取れるよう、260mmのシートスライド量とし、ステアリングは上下45mmのチルト調節機能に加え、前後50mmのテレスコピック調節機能も採用。
・前モデルよりフロントピラーを80mm後退させ、ワイドな前方視界を確保。
・長時間のドライブでも疲れにくい、優れたフィット性とホールド性、快適な座り心地を両立したシート。

<ヒューマン・マシン・インターフェイス(HMI)>
・安全性を最優先した新世代HMIを採用し、多くの情報を処理しながら正しい姿勢で運転に集中できる「Heads-up Cockpit(ヘッズ-アップ・コックピット)」コンセプト
人間中心を突き詰めたパッケージングに基づいたコックピット。
・スマートフォン等と連携して、インターネット接続やコミュニケーションの機能をクルマでの移動中にも利用できるカー・コネクティビティ・システム「MAZDA CONNECT(マツダコネクト)」採用。

<SKYACTIV-CHASSIS>
・軽快な走りと上質な乗り心地を両立するため、サスペンションはフロントにマクファーソンストラット式、リアには軽量でパッケージング効率の高いトーションビームアクスル式を採用。

<SKYACTIV-BODY>
・これまでのSKYACTIV-BODYの優れたアーキテクチャーを継承し、シンプルなフレームレイアウトや最適な断面形状を採用。
・前モデルに対してホワイトボディで約7%の減量を達成し、静的ねじり剛性を22%高めた他、減衰感も大きく向上。

<パワートレイン>
・新開発のSKYACTIV-G 1.3ガソリンエンジンとSKYACTIV-D 1.5ディーゼルエンジンを設定。
・SKYACTIV-G 1.3は、全域でトルクを5~10%アップさせるとともに最高回転数を高めることで走行性能を大きく進化させつつ、前モデル同等の低燃費を実現。

・SKYACTIV-D 1.5(AT車)は、2.5Lガソリンエンジン車並みの最大トルク250Nmを達成。
・SKYACTIV-D 1.5(MT車)は、ハイブリッド車、軽自動車を除く、内燃機関搭載車として最高のモード燃費30km/Lを達成。
・トランスミッションは小排気量用に新開発。
-MTのようなダイレクト感、スムーズで力強い発進・加速性能を実現する6速ATのSKYACTIV-DRIVE
-軽快で節度感のあるシルトフィールを実現し、燃費性能にも貢献する6速/5速のSKYACTIV-MT
・「CX-5」から導入している新世代4WDシステムを設定し、優れた走破性と車両の安定性を実現。
・「アクセラ」などに搭載しているシステムから5kgの軽量化を実現し、燃費性能の向上に貢献する減速エネルギー回生システム「i-ELOOP(アイ・イーループ)」を搭載。

●クラスを超える、全方位の安全性能
<アクティブセーフティ>
・低速走行時の追突事故による被害を軽減するよう支援する「スマート・シティ・ブレーキ・サポート(SCBS)」
・走行中に後側方からの接近車両を検知しドライバーに知らせる「ブラインド・スポット・モニタリング(BSM)」、
・駐車場などでバック後退する際に接近してくる車両を検知しドライバーに知らせる「リア・クロス・トラフィックアラート(RCTA)」
など、マツダの先進安全技術「i-ACTIVSENSE(アイ・アクティブセンス)」を採用。

<パッシブセーフティ>
・あらゆる方向からの衝撃エネルギーを効率的に吸収してキャビンの変形を抑制する高剛性・安全ボディSKYACTIV-BODYをコンパクトカー用に進化させ、衝突安全評価を高いレベルでクリアできる優れた衝突安全性能を実現している。

以上、
魂動を象徴する口は変わったが、ボディスタイルは殆ど今までのデミオと変わらない、一発逆転は狙っていないようだ。残念。

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