5月の欧州の自動車市場 20年ぶりの低水準 

欧州上位の100自動車工場の生産状況は、58の工場が低稼働率のため損失を計上しているという。
1~5月の欧州の自動車販売台数は、前年同期比▲6.8%減の507万台となっている。
主な国別では、ドイツが▲8.8%減、フランスが▲11.9%減、イタリアも▲11.3%減となっている。ただ、ユーロ圏に組していない英国では5月は11.0%増、1~5月も9.3%増と好調を維持している。
5月の主要なメーカー別販売状況は、仏プジョーが13.2%減、米GMが11.3%減が2桁の大幅減、BMWは▲8.1%減、アウディは▲3.2%減、ただ、欧州最大の独VWは2.8%減にとどまっている。こうした中、韓国現代自は1.9%増、1~5月も▲1.9%減にとどめている。
リーマン・ショックによるバブル崩壊のツケは、今も底なし状態で欧州を襲っており、財政悪化による緊縮政策が続き・失業問題、先の見えない不景気から消費者が自動車購入を大幅に控えていることが、数値上明らかになっている。
以上、ロイター参照

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