新コロナ 打つ手なしの自動車産業

3月は中国の自動車販売は少しは回復しようが、サプライチェーンが寸断されており、工場は再開したものの稼動率は悪化したままとなっている。そうこうしているうちに3月初めからイタリアで大感染、中旬からは欧州全域で感染大爆発、まだ爆発が続いている。また、20日過ぎになると米国では西海岸のワシントン州から、今や東海岸の大票田のNYも感染が大爆発、瞬く間に全土に拡散され、3月20日にはまだ1万人だった感染者が、30日には本家の中国より50%以上多い14万人を超えている。

多くの国や地域で外出禁止令、外出規制がとられ、自動車産業の販売はネット販売でもしない限り見込めないどころか眼下、販売も生産も全滅状態にある。

各国政府は巨額な経済支援策を採用しているが、規制で動けない市民にとって、新コロナがある程度終息しない限り、自動車購入の段ではない。

3月は欧米で2月の中国のようになる。

体力のない企業や脆弱な為替国では、自動車企業も整理淘汰されたり、再編される可能性も高い。自動車企業は巨体であり、政府が支援するにも財政的にも限度がある。

早期のCOVID-19用ワクチン開発が望まれる。日本の科学医学技術開発力は、財政拡大が続くアベノミクスにおいても、浮かれている間、票につながらないことから予算削減が続き、研究者も減るばかりで完全に時代遅れになっており、そうしたワクチン開発でも蚊帳の外、ドイツや英国、米国の開発に期待するしかない。

(新コロナの軽症患者の治療に有効とされるアビガンは2016年に富山化学工業で製品化した抗ウイルス薬/しかし、医薬品成分ファビピラビルの物質特許は20年もしくは25年を経て昨年失効し、ジェネリックとして中国の浙江海正薬業股份有限公司も生産している。物質的には古い医薬品成分)

新コロナ どうなる自動車産業
2020年 2月 1~2月
台数 前年比 台数 前年比
日本 430,185 -10.3% 790,288 -10.9%
米国 1,373,324 8.6% 2,517,603 5.0%
中国 224,000 -81.7% 1,831,000 -43.6%
韓国 81,722 -21.7% 181,324 -18.3%
タイ 68,271 -17.1% 139,959 -12.7%
インドネシア 75,950 -2.4% 155,654 -1.2%
インド 310,186 -13.8% 648,189 -10.9%
ドイツ 239,943 -10.8% 486,243 -9.0%
フランス 206,995 -1.7% 373,594 -6.9%
イギリス 79,594 -2.9% 228,873 -5.8%
世界の感染状況
Jホプキンス大集計
202年3月30日12時現在
世界 722,289
中国外 640,140
米国 142,356
イタリア 97,689
中国 82,149
スペイン 80,110
ドイツ 62,435
イラン 38,309
フランス 40,723
イギリス 19,784
スイス 14,829
オランダ 10,930
ベルギー 10,836
韓国 9,661
トルコ 9,217
オーストリア 8,788
ポルトガル 5,962
カナダ 6,320
ノルウェー 4,284

以下省略/死者33,984人、うちイタリア10,799人、うち志村けんさん残念。

世界の感染状況
Jホプキンス大集計
202年3月30日03時30分現在
世界 704,095
中国外 621,973
米国 132,637
イタリア 97,689
中国 82,122
スペイン 78,799
ドイツ 60,659
イラン 38,309
フランス 38,105
イギリス 19,772
スイス 14,829
オランダ 10,926
ベルギー 10,836
韓国 9,583
トルコ 9,217
オーストリア 8,672
ポルトガル 5,962
カナダ 5,655
ノルウェー 4,245

以下省略

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