5月の韓国の自動車業界 5社合計で12.9%減の66万3千台 中国だけではない
1日に発表された現代自、起亜、韓国GM、ルノーサムスン、双竜自の韓国完成車メーカー5社による5月の世界販売台数は計66万3048台で、前年同月比▲12.9%減少した。
販売台数の減少は3月から続いている中国市場での不振が影響しているとみられる。
メーカー別にみると、現代自と子会社の起亜はともに販売台数が急減した。
現代自の世界販売台数は、36万7969台で同▲14.2%減少した。国内販売は同▲0.4%減の6万607台の微減、海外販売は30万7362台にとどまり同▲16.5%の大幅減となった。
起亜は、21万9,128台で同▲9.8%減少。国内販売(▲8.6%減)と海外販売(▲10.1%減)がいずれも振るわなかった。
両社の不振は、中国市場の販売台数減少が大きく響いたためとみられる。THAAD配備に反発している中国では、消費者が韓国製品の不買を続けている。
両社の中国での5月の販売台数はまだ集計されていないが、4月の販売台数は5万1,059台で同▲65.1%減と激減していた。
韓国GMの世界販売台数は、同▲17.0%減の4万3085台(国内1万1,854台、海外3万1,231台)。
ルノーサムスンは、同▲14.9%減の2万517台(国内9,222台、海外1万1,295台)を販売した。
双竜は、同▲7.0%減の1万2349台(国内1万238台、海外2111台)にとどまった。
最も売れ行きの良かったモデルは現代自の大型セダン「グレンジャー」(1万2595台)だった。
一方、5社の1~5月の累計販売台数は331万2364台で前年同期比▲6.8%減少した。
以上、
中国の影響を受ける現代・起亜は別にしても、ほか3社も軒並み販売台数を落としている。総じて何か問題があるのだろう。