三菱自/i MiEVなどEV車計5,820台リコール ブレーキ制動距離長くなるおそれ  

同社起死回生の車両として投入されたEV車、トヨタのHVの猛攻から市場拡大に至らず、四苦八苦する中、同社は、制動装置(ブレーキ負圧電動ポンプ)の不具合によりi MiEVなどEV車のリコールを発表した。

 ①ブレーキ倍力装置に負圧を供給するブレーキ負圧電動ポンプにおいて、内部のロータの加工が不適切なため、先端が鋭利な形状となっているものがある。そのため、そのまま使用を続けると、ロータの先端が欠け、負圧ポンプが作動せず、制動距離が長くなるおそれがある。

②ブレーキ倍力装置に負圧を供給するブレーキ負圧電動ポンプにおいて、内部のベーンの検査が不適切なため、加工工程で発生した亀裂があるものを組み付けたものがある。そのため、そのまま使用を続けると、ベーンが破損し、負圧ポンプが作動せず、制動距離が長くなるおそれがある。

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