三菱リコール/最新アウトランダー・デリカ DAYZも

三菱自動車は4日、最新のアウトランダーなどのリコールを国交省へ届け出た。

<不具合箇所>
1、 かじ取装置(電動パワーステアリング)
2、 方向指示器
3、 後写鏡等(直前直左確認鏡)
4、 原動機
5、 その他の装置
ACC:ブレーキ併用式車間距離制御機能付定速走行装置
FCM:前方障害物衝突軽減制動装置
<問題の現象>
1、電動パワーステアリングコントロールユニット(EPS ECU) 内部のマイコン電源電圧を監視する回路の素子の製造工程が不適切なため、素子が特性不良となったものがある。そのため、電源電圧監視回路が誤作動し、インフォメーション画面に「パワーステアリングシステム点検」を表示するとともに、EPSのアシスト機能が停止し、ハンドルの操舵力が増大するおそれがある。

2、ETACS ECU(方向指示器、非常点滅表示灯などを制御するECU)のプログラムが不適切なため、エレクトリックテールゲート作動時のハザードアンサーバック(非常点滅表示灯点滅による作動受付確認)が作動しない場合があり、このとき、方向指示器レバーの操作をおこなっても方向指示器が点灯しない。

3、工場装着のナビゲーションシステム装着車両において、ナビゲーションのプログラムが不適切なため、カメラスイッチ操作を行ってもナビゲーション画面がサイドビューカメラ画像に切り替わらない場合があり、このとき、直前直左の状態を確認できない。

4、発電機(ジェネレータ)及び原動機(駆動用フロントモータ)の冷却と潤滑のためのオイルを循環させる電動オイルポンプの制御プログラムが不適切なため、ポンプが作動不能となる場合がある。そのため、警告音とともにメータ内のEVシステム警告灯が点灯、インフォメーション画面にEVシステム異常と表示し、フェールセーフ状態(発電不可となり出力制限し、最高速度を50km/hに制限する走行状態)になり、バッテリー残量の範囲での駆動用リアモータのみの走行となり、
そのまま走行を続けると走行不能になる。

5、ACC(自動で車間距離を維持して先行車に追従するシステム)及びFCM(自動でブレーキをかけて衝突の被害を軽減するシステム)装着車両において、ACC/FCMECUのプログラムが不適切なため、以下の事象が発生するおそれがある。
・ACCを使用して走行中、トンネル壁面等を先行車両と誤認識する場合があり、このとき、自動ブレーキが作動し、車両が減速する。・演算処理時にエラーが発生し、ECUがリセットして通信異常が発生する場合があり、このとき、警告音とともにメータ内のインフォメーション画面に「ACC点検」
「FCM点検」「ASC(横滑り防止システム)システム点検」と表示し、ACC及びFCMが機能を停止する。
<対策・改善>
1、 全車両、EPS ECUを対策品に交換する。
2、 全車両、ETACS ECUのプログラムを対策品に書き換える。なお、改善措置用部品の供給に時間を要することから、当面の暫定措置として、全ての使用者に不具合の内容を通知し、交換部品の準備が整うまでの間、エレクトリックテールゲートを使用した際には、走行前に非常点滅表示灯スイッチを操作して頂くことを要請する。
3、 全車両、ナビゲーションのプログラムを対策品に書き換える。
4、 全車両、電動オイルポンプを対策品に交換する。
5、 全車両、ACC/FCM ECUプログラムを対策品に書き換える。

<問題発生件数>
1、16 件 、2、16 件、 3、24 件、 4、6 件、 5、36 件
<事故発生件数はない>
<製作期間>
平成24年8月21日~平成25年5月9日
<対象車>
6型式、3車種 アウトランダーPHEV、アウトランダー、デリカ
合計台数:9,439台

三菱は、見切り発車販売したのであろうか?それともアメリカ流にリコールで修正していくのだろうか?

追加<リコール>1
また、三菱は4日、アウトランダーPHEV(4,313台)とi-MiVE(17台)、ミニキャブ-MiVE(98台)の計4,428台もまた、駆動用電池システム(駆動用電池)の問題でリコールを届け出た。

追加<リコール>2
三菱は4日、補助ブレーキランプが外れる恐れがあるとして、日産と共同開発した軽自動車の「eKワゴン」と「DAYZ」計1,456台(2013年4~6月製造)のリコール(回収・無償修理)を国交省に届け出た。当該車は、まだ市場には出ていない。

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