スズキ インドでハイブリッド車投入へ 東芝とリチウム電池製造会社設立へ

スズキは、成長が続くインド市場でエコカーの販売を強化するため、ハイブリッド車の販売に本格的に乗り出すことになり、東芝と共同で、ハイブリッド車向けの電池を製造する新会社を作る方向で検討を進めている。
スズキは、海外の主力市場となっているインドで、エコカーの販売を強化するため、ハイブリッド車の販売を本格的に始める方針。

これに伴って、東芝と共同でハイブリッド車に使うリチウムイオン電池を製造する新会社を、インドに作る方向で最終的な調整を進めていて、出資比率など詰めの協議を行っているという。
日本の自動車メーカーの中で最も早くインドに進出したスズキは、販売台数のシェアが40%を超えトップとなっていて、インド市場での売り上げは会社の収益を支える柱となっている。

一方で、インドでは自動車の増加に伴って都市部の大気汚染が深刻化し、首都のニューデリーでは製造から10年以上経過したディーゼル車の走行を禁止する命令が出されるなど規制が強化されている。
このためスズキは、燃費がよく排ガスの少ないハイブリッド車の販売を強化することで、インド市場での優位を確保する狙いがある。

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