8月米自動車販売台数▲4.1%減 メーカー別販売台数ランキング アメリカ
オートデータが1日に発表した8月米自動車販売台数は、季節調整済の年率換算で1,698万台。7月は1,788万台と予想外に底堅かった。
米乗用車販売は年率換算で678万台。米小型トラック(P/U、SUV)販売は年率換算で1,021万台。
GMは1日、2016年の販売台数は1,730万台になると予想。2015年の実績からの落ち込みは小幅にとどまるとの見方を示した。
ただ、フォードの8月の米自動車在庫は、81日分と前年同月の61日分を大きく上回り、減産か販売奨励金の拡充、あるいは販売台数の増加を迫られる可能性を示している。
専門家は、自動車業界は今後、成長だけを追求する姿勢から市場シェアと在庫管理を重視する方向に転換すると指摘しているという。
以上、ロイター参照
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8月の米自動車販売台数
|
||||
|
16/8月
|
前年比
|
1~8月
|
前年比
|
乗用車
|
600,983
|
-12.6%
|
4,854,829
|
-8.4%
|
小型トラック
|
911,573
|
2.5%
|
6,824,791
|
8.1%
|
合計
|
1,512,556
|
-4.1%
|
11,679,620
|
0.6%
|
・小型トラックはP/U・SUV・MPV
|
||||
メーカー別販売台数
|
||||
|
16/8月
|
前年比
|
1~8月
|
前年比
|
GM
|
256,429
|
-5.2%
|
1,962,602
|
-4.2%
|
Ford
|
213,411
|
-8.8%
|
1,773,849
|
1.7%
|
Toyota
|
213,125
|
-5.0%
|
1,625,158
|
-2.9%
|
FCA
|
196,756
|
-2.4%
|
1,529,742
|
4.6%
|
Honda
|
149,571
|
-3.8%
|
1,094,725
|
3.8%
|
Nissan
|
124,638
|
-6.5%
|
1,055,227
|
5.4%
|
Hyundai
|
72,015
|
0.0%
|
521,078
|
1.3%
|
Subaru
|
60,418
|
14.7%
|
391,969
|
4.3%
|
Kia
|
54,248
|
-7.9%
|
442,544
|
3.8%
|
Mercedes
|
31,556
|
3.0%
|
241,890
|
1.3%
|
VW
|
29,384
|
-9.1%
|
207,156
|
-13.0%
|
Mazda
|
26,109
|
-12.8%
|
199,378
|
-7.7%
|
BMW
|
25,531
|
-8.0%
|
204,744
|
-8.3%
|
Audi
|
19,264
|
2.5%
|
134,562
|
3.5%
|
Volvo
|
7,682
|
30.9%
|
52,919
|
29.5%
|
Mitsubishi
|
7,336
|
-11.5%
|
67,160
|
2.2%
|
Land Rover
|
6,031
|
15.4%
|
48,754
|
14.6%
|
Porsche
|
5,181
|
3.5%
|
35,767
|
2.6%
|
MINI
|
4,969
|
-2.7%
|
34,887
|
-14.0%
|
Tesla
|
3,500
|
75.0%
|
23,300
|
79.9%
|
Jaguar
|
3,298
|
188.5%
|
17,687
|
73.0%
|
smart
|
353
|
-42.8%
|
3,439
|
-26.5%
|
その他
|
1,751
|
-4.7%
|
11,083
|
-8.1%
|
合計
|
1,512,556
|
-4.1%
|
11,679,620
|
0.6%
|
一部の主要メーカーは、予想されていた需要低迷による販売の落ち込みが始まったとし、顧客に対する販売奨励金の拡充と減産へのシフトに拍車が掛かる可能性を指摘した。
フォードの8月の販売台数は前年同月比8.4%減。
同社の米国販売責任者は1日、2017年の販売台数は2016年を下回るとの見通しを示した。オートデータによると、フォードの2016年の販売台数は過去最高だった前年の1747万台を下回る見通し。
同社の8月の米自動車在庫は81日と前年同月の61日を大きく上回り、減産か販売奨励金の拡充、あるいは販売台数の増加を迫られる可能性を示している。
専門家は、自動車業界は今後、成長だけを追求する姿勢から市場シェアと在庫管理を重視する方向に転換すると指摘する。
GMは1日、2016年の販売台数は1730万台になると予想。2015年の実績からの落ち込みは小幅にとどまるとの見方を示した。
8月も自動車業界のトレンドは変わらず、セダンやハッチバックよりもスポーツ多目的車(SUV)とトラックの販売が好調だった。
オートデータによると、乗用車の販売が12.6%減少したのに対し、SUVとトラックの販売は2.4%増加した。
日本勢はトヨタの販売台数が▲5.0%減、日産は▲6.5%減、ホンダは▲3.8%減。日産は中型SUV「ローグ」の販売が19%増、ホンダのセダン「アコード」の販売は▲26%減が際立っている。