2012年 トヨタが販売台数世界一に回帰

デトロイトニュースによる販売速報値の統計によると、トヨタは2012年に世界で自動車970万台を販売し、最大のライバルとされる米国のゼネラルモーターズ(GM)は929万台とトヨタが1年ぶりにGMを抜いて売上世界一の座を奪還した。

GMは、かって77年連続で売上台数トップを維持していたが、08年の金融危機を受けてトヨタがGM越えを達成した。だが11年は東日本大震災とタイの洪水の影響により、トヨタはトップの座をGMに奪い返されていた。

中国では成金饅頭層に、大金持ちの証としてGMのビッグ車がバカ売れしており、それにつられ、GMやフォードは北米国際自動車ショーでバカデカイ車両を展示して注目を浴びている。

中国では、現行、排ガス規制が取られていても、スモッグへの影響から燃費効率の悪い大型SUV車など大型車の購入を避けるよう国民に要請しているが、成金饅頭たちは聞く耳など持たず、今冬の非常事態の北京のスモッグを演出している。

今冬の北京のスモッグは、健康を害する事態となっており、大型車は別枠でかなりきつい排ガス規制が施行される可能性もある。

アメリカでは、エネルギー革命が生じており、景気回復の足取りが確実なものとなってきている。業界にとっても景気回復が何よりも良薬だ。

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