GM 制裁金1100億円 スイッチ不良問題/米司法省
米司法省は17日、アメリカ最大手の自動車メーカーGM=ゼネラル・モーターズが部品の欠陥を知りながら放置していた問題で、GM側が自らの対応が不適切だったことを認め、9億ドル(約1100億円)を支払うことで和解したと発表した。
和解を受けて、GMのバーラCEO=最高経営責任者は本社があるミシガン州で従業員を集めた集会を開き、「欠陥による事故でけがをした人や犠牲になった人の家族に対して本当に申し訳なく思う。同じ過ちを二度と繰り返してはならない」と述べた。
今回の和解に伴い、GMに対する刑事責任は猶予されることになるが、この欠陥による事故で死亡した人は約120人に上るとみられていて、司法省による責任の追及が不十分であるという指摘も出ている。
以上、
<タカタ製エアバッグを身代わりにさせた>
米当局は、GMのスイッチ問題でGM車両の販売が落ち込まないように、ちょうど運よく、タカタ製のエアバッグ問題が発生、当局や議会・マスコミが大々的に取り上げた結果、その後のGMの売上台数にはまったく影響しなかった。お見事。
タカタの失態と当局に抵抗したホンダが矢面に立たされ、ホンダの米国での売上台数に影響した。
<開発段階から、指摘されていたスイッチ問題>
GMのスイッチ問題は、開発段階から判明しており、問題を無視、部品代4ドルをケチリ、問題スイッチを取り付け、その後の開発車にも同構造スイッチが用いられ続けた結果、その後大問題となった。
<オバマも裏に>
消費者団体によると300人以上が亡くなったとの発表もなされており、今後、民事訴訟では、莫大な支払いを求められることになる。
ただ、世界の政治を見ず経済最優先に奔走したオバマが、中国の防衛識別圏を黙認した影で、GMは当時、中国でVWより多くの販売台数を誇っていた(現在でも300万台超)。その結果、アメリカで№1の販売実力を発揮し続けている。