７月外車ブランド別販売台数ランキング　ベンツ・ポルシェ強し

７月日本で売れた外車で、前年同月比で２桁増となったのは、ベンツ、BMW、Audi、MINI、ボルボ、ジープ、ルノー、ポルシェ、プジョー、フェラーリなどとなっている。
１～７月までの累計の前年比で２桁増となっているのは、ベンツ、MINI、ルノー、ポルシェ、マセラッティ、フェラーリ、ランボルギーニなどとなっている。
中でも、ランボルギーニは倍以上の２３０台、フェラーリ54.4％増の４９４台、ポルシェが35.9%増の３６６２台などが注目される。
VWは、７月0.3%増の４１９９台となったが、累計では▲14.7%減となっている。同社の場合、現在日本車でも売れていない小型車が7月▲24.0%減になるなど売れていない。一方、普通車は14.9%増となっており、日本市場全体が、普通車以上の購買層が主力となっている。
そのため、ベンツやBMWの高級車やスーパーカーが売れている。
軽自動車も売れておらず、アベノミクスの恩恵を受けている人たちとそうでない人たちの格差が自動車販売でも生じているものと見られる。
こうしたことからか、VWジャパンの社長は任期途中にして辞めてしまった。
アメリカのように、燃料費が安くなれば、P/Uなど大型車が飛ぶように売れる現象など、想像もできないようになってきている。
トヨタは株主のご機嫌取りの還元策に、利益から自己株式を８千億円購入することを表明したが、株価はアベノミクスの当初より倍に値上がりしており、配当も利益に応じて増配している。そんな金があったら、非正規雇用も含め社員に一時金なり、車両購入資金なり還元すべきではなかろうか。アメリカのハゲタカどもに付き合っていたら、ろくなことはない。ちなみにトヨタの高級ブランドレクサスも７月は35.5%増の４３９２台販売されている。