トヨタ・日産がエアバッグ大量リコール計164万台 タカタ累計500万台

トヨタと日産は13日、タカタ製エアバック問題で、これまでにリコールしていなかった車両のリコールを国交省に届け出た。
両社の今回の合計リコール台数は1,645,625台にのぼり、ほかの日本メーカーも含め、国内での当問題によるリコール累計台数は500万台を超えてくる。

1、不具合の部位(部品名):エアバッグ装置(インフレータ)

2、基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因:
助手席用エアバッグのインフレータ(膨張装置)において、市場回収品を調査した結果、インフレータ容器に気密不良のものがあることを確認した。そのため、長期間使用する過程で大気中の水分がインフレータ内部に浸入してガス発生剤が吸湿し、エアバッグ展開時に正常に展開しないおそれがある。

3、改善措置の内容:全車両、予防的措置として、当該インフレータ容器の気密点検を行ない、気密不良のものはインフレータを新品と交換、または、助手席エアバッグの機能を停止するとともに、助手席サンバイザ部に当該エアバッグが作動しない旨の警告を表示する。
また、交換用部品が準備できた段階で、年式の古いものから順次新品と交換する。なお、交換部品については全数回収して原因調査を実施する。
4、不具合件数:0、事故:なし

5、<リコール車両>
トヨタ(1)
トヨタリコール対象車:「カローラ」、「カローラランクス」、「アレックス」、「カローラフィールダー」、「アルファードG」、「アルファードV」、「アルファードハイブリッド」、「イプサム」、「オーパ」、「ガイア」、「ノア」、「ヴォクシー」、「ブレビス」、「プロボックス」、「サクシード」、「マークⅡ」、「ヴェロッサ」、「マークⅡブリット」、「WiLL サイファ」、「WiLL VS」、「ヴィッツ」、「ベルタ」の22車種
トヨタ対象車台数:1,300,983台
トヨタ製作期間:平成16年 1月 6日~平成19年 3月30日

トヨタ(2)
トヨタリコール対象車:「ヴィッツ」、「RAV4J」、「RAV4L」の3車種
トヨタ対象台数:56,245台
トヨタ製作期間:平成15年 7月31日~平成17年10月25日

日産:
日産リコール対象車:エクストレイル、フーガ、ティアナ、プレサージュ、ブルーバード シルフィ、リバティ、キャラバン、サファリ、コモ(いすゞ)の9車種。
日産対象車台数:288,397台
日産製作期間:平成16年1月6日~平成20年3月7日

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