スズキ187万台リコール/発火の恐れ 発煙事故67件

スズキは22日、スイッチの不良から発火のおそれがあるとして約187万台のリコールを国交省に届け出た。

1、不具合の部位(部品名):電気装置(イグニッションスイッチ)

2、基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因:
イグニッションスイッチにおいて、接点部に使用するグリスが不適切なため、可動接点が固定接点から離れる際のアーク放電の熱によりグリスが炭化することがある。
そのため、そのまま使用を続けると、グリスの絶縁性の低下と可動接点の摩耗による金属粉の堆積により接点間が導通し、発熱することでグリスが発煙し、最悪の場合、火災に至るおそれがある。

3、改善措置の内容:車両、イグニッションスイッチを対策品に交換する。なお、改善措置用部品の準備に時間を要することから、使用者に不具合の内容を通知して注意喚起を行い、準備が整い次第、再度入庫の通知をする。

4、不具合件数:89件/事故の有無:発煙67件
5、対象車両:63型式・9車種アルト、
6、対象車両名:アルト、Kei、ツイン、ワゴンR、スイフト
マツダOEM供給車:キャロル、ラピュタ、クルーズ、AZ-ワゴン
7、対象車両台数:1,872,903台
8、製作期間:平成10年8月24日~平成21年8月24日

以上、
今回67件、前回リコール(3月31日、ミニパト用など125,755台)で発火1件と発煙29件の計97件の発煙問題が発生しながら、これまで、リコールしなかったのは、何故だろうか。
前回と合わせ合計199万8,658台がリコールの対象となった。

前回記事
http://car.lifelifelife.net/?p=6747

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