テスラ/自動運転機能付「モデルS」9日発表 テスラ車9月38台日本販売
米電気自動車(EV)メーカーのテスラ・モーターズは、2014年10月7日、9日にカリフォルニア州ホーソーンで開かれるイベントで、これまで以上にコンピューター制御された運転機能を備えた高級EVセダン「モデルS」を公開する予定だ。事情に詳しい関係者が明らかにした。
テスラによる自動運転機能の分野への進出は、自動運転車の生産への取り組みがメーカーの間で拡大していることを反映している。
マスクCEOは最近、完全なる自動運転車が5~6年後に完成するとの見通しを明らかにした。イベントでは運転支援技術に加えて、寒冷地での需要が見込めるモデルSの四輪駆動車についても発表する公算が大きいという。
以上、WSJ
自動運転車の試作車による実証走行は、すでに数社のメーカーとグーグルなどが発表している。
なお、日本では本年1月~9月までの間にテスラ車は42台販売され、そのうち38台は9月に販売されている(自販連)。
テスラに関し、ほかのニュースでは、パナソニックは7日、テスラ・モーターズが米国に建設するリチウムイオン電池工場について、同社サイドの初期投資額が数百億円規模になるとの見通しを示した。
テスラが米ネバダ州に建設する電池工場は今期中にも建設を開始し、2017年に稼働する予定。パナソニックは、テスラが工場の建屋を建設した後、電池生産設備を負担する。テスラによると、総投資額は2020年までに50億ドル規模で、パナソニックは30~40%を負担する見込み。(ここでもサムスンは中国で車両用燃料電池の巨大工場建設計画を発表しており、テスラを含む中国市場での車両電池を虎視眈々と狙っている)