GM 第2四半期リコール費用12億ドル計上 純利益▲84.2%減の大幅減少

GMが24日発表した第2四半期・単期(2014年4~6月期)決算は、純利益が前年同期比▲84.2%減の1億9000万ドル(約193億円)と大幅減益だった。
売上高は1.5%増の396億4900万ドルだった。
大規模リコール(回収・無償修理)の費用を12億ドル計上したことなどが響いた。当12億ドルのリコール関連費用と、2億ドルのリストラ関連コストは一時的項目とはみなされていない。
トヨタは、米司法当局から、(踏み間違いの)急発進問題等で1000億円支払わされている。また、GMの点火スイッチ問題では志望者13人とされているが、消費者団体からは桁違いの死亡者数が提示されており、そうした犠牲者の遺族が集団訴訟した場合、計り知れないものとなる。
一方、米フォード・モーターが同日発表した4~6月期決算は、純利益が6.3%増の13億1100万ドル(約1300億円)、売上高は▲1.3%減の374億ドルだった。
以上、
GMの大量リコールにかかわらず増加した売上高は、点火スイッチ問題の対象者に対して、従業員価格(販売店への卸価格より安い)で販売していることによる。本来、同期間の販売台数は前年比、売上高の1.5%増より多い5.7%増の販売台数であった。

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