三菱自「デリカ」リコール1万2千台 加速悪しなど

デリカ、昔は名車だったが今の箱型になって人気が剥落してしまった。そのデリカが、ギアがニュートラル状態になって進まない、加速が悪いなどのトラブルが発生、リコールを国交省に19日届け出た。

1、不具合の部位(部品名)
(1) 動力伝達装置(トランスファ)
(2) 原動機(エンジン制御用コンピュータ(エンジン ECU))

2、基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因
(1) トランスファのオイルシール取付穴加工が不適切なため、オイルシールが抜けるものがある。そのため、オートマチックトランスミッションフルード(ATF)がトランスファへ流出し、ATF油圧が低下し、変速不良とともにエンジン警告灯、警告表示が点灯し、最悪の場合、走行不能に至るおそれがある。
(2) エンジンECUの制御プログラムが不適切なため、燃料ポンプの圧力調整弁が固着したと誤判定することがある。その場合、エンジン警告灯が点灯して出力が制限されるとともに、排出ガスが基準値を超過するおそれがある。

3、改善措置の内容
(1) 全車両、トランスファを点検し、該当するものはトランスファを良品と交換する。
(2) 全車両、エンジンECU のプログラムを対策品に書き替える。また、燃料ポンプ吐出量の学習値をリセットする。

4、不具合件数:(1)22 件、(2)83 件、 事故の有無:なし

5、リコール対象車
デリカ1車種
製造期間:平成24年12月18日~平成26年5月21日
対象台数:12,514 台

同社は、エボルーションの生産を止めたが、そのことで技術力の進化は望めなく、電気自動車が普及するまで日の目を見ないものになる可能性がある。各社がF1やル・マン、ラリーに参戦させるのは技術力を上げるためだが・・・。

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