韓国 500Popラウンジなど外車が高いとブツブツ 日本の軽でも購入したら マカンS

韓国の自動車市場では輸入車の販売が好調ですが、最近になって「価格バブル」という指摘が出始めている。
イタリアのフィアットは今月1日、小型車のチンクエチェント(500)ラウンジを1830万ウォン(現在のレートで約183万円、以下同じ)で200台限定販売したが、これが問題の発端となったという。
排気量1.4リットルのガソリンエンジンに102馬力仕様のこの車は、昨年2月に2990万ウォン(約300万円)で販売されたが、この時の販売台数は300台にも届かなかった。 するとフィアット・クライスラーは今年2月に450万ウォン(約45万円)値下げして販売し、今月に入るとさらに追加で値引き。昨年2月の販売価格に比べると40%も安くなった。

おかげで今回は販売からわずか1週間で売り切れた。しかし会社には以前に購入したユーザーからの抗議が相次いだ。当初の価格で購入したユーザーは結果的に1000万ウォン(約100万円)近く損したことになる。
フィアットは「今年の後半にはモデルチェンジを控えているので、今回は在庫処分のためだった」とした上で「従来の顧客に(金銭面で)補償をするのは難しい」と説明している。

スポーツカーで世界的に人気の高いポルシェでも、先日販売した小型のスポーツタイプ多目的車(SUV)「マカン」で同じような騒動が起こった。
排気量3000㏄のエンジンを搭載したマカンS
韓国国内での価格は8480万ウォン(8万2990ドル、約845万円)(消費税10%付価格)、
米国では4万9900ドル(約510万円)。
日本では719万円(消費税8%込)
で、韓国に比べ、米国で250万円超、ライバル国の日本でさえ100万円超の違いがあるとして、カンカンになっている。
このように輸入車の価格が各国で大きな開きがある問題について、フォルクスワーゲンは「車を販売する市場の規模と、韓国で付加されるさまざまな税金によって販売価格に差が出るのは避けられない」と説明している。
韓国における輸入車の販売台数は、今年18万台を上回る見通しで、再び過去最高を記録しそうな勢い。しかし、消費者からそれに見合った信頼を得ているかは疑問と掲載している。
以上、韓国紙。
車はそれぞれに顔があり個性もある。好きだから買うのであり、好きでなければ、買わなければよいだろう。
500ラウンジ1.4ℓ仕様は日本では販売されていないのか説明がない。

<500Popラウンジと日本軽最高峰のムーヴ カスタム4WD-RSとの比較>
フィアット ダイハツ
500Popラウンジ ムーヴ カスタム4WD-RS
外形 全長3545×全幅1625×高1515 3395×1475×1620
内径   2130×1350×1280
車重 1,040 890
排気量 875 660
燃料供給 マルチポイント式 電子制御燃料噴射 EFI(電子制御式燃料噴射装置)
エンジン 直列2気筒8バルブ マルチエアインタークーラー付ターボ 水冷直列3気筒12バルブDOHCインタークーラーターボ横置
軸動 2WD 4WD
馬力 85 64
トルク 14.8 9.4
燃費 24.0 23.4
おまけ アラーム式リアパーキングセンサー スマートアシスト装着
燃料 無鉛プレミアムガソリン 無鉛レギュラーガソリン
価格(消費税込) 2,516,400 1,646,743
日本の軽の64馬力はメーカー自主規制の最高馬力。英ケータハム車搭載のスズキの軽用ターボエンジンは80馬力(エンジン供給だけだから自主規制を受けない)。

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