日産/新型スカイライン 名だけか

日産は2月26日に発売した新型「スカイライン」、2013年9月に北米で新型インフィニティ・Q50が発表され、日本では同年11月11日に13代目V37型スカイラインとして発表、翌2014年2月26日に発売開始された。スカイライン初の全グレードがハイブリッド車。日産独自のハイブリッドシステムを搭載しており、シンプルで高効率な1モーター2クラッチ方式インテリジェント デュアル クラッチ コントロールの搭載をはじめ、高出力なリチウムイオンバッテリーなどを採用し、3L超クラスでトップレベルの環境性能を実現している。

ただ、V37型発表後もV36型は2.5L車3グレード(「250GT」・「250GT Type S」・「250GT FOUR」)に集約し、装備の追加や価格改定による車両本体価格の値下げを行った上で販売が継続される

同社によると、購買層については、都心の高級タワーマンションに住んでいる層をターゲットにしているそうだ。「愛のスカイライン」の「愛」を捨て、今や庶民がいくら頑張っても手が届かないタワー上空の雲の領域に達しているようだ。
2月末までで4200台のオーダーがあっているというが、昔のスカイラインの面影は受注数にしても限りなくなくなっている。
一世を風靡し続けたスカイラインは、同車の歴史を知らぬゴーンとゴーンの崇拝者共の技術・・が、それまで顧客と技術者たちが桜井眞一郎氏の開発精神を継承してきた記念碑たるテールランプ形状をかなぐり捨て、大々的にCMを打ったころから、スカイラインの凋落が始まった。その後、セミモデルチェンジしてテールランプ形状は復活させたものの、既に消費者のハートは離れてしまい後の祭りとなってしまった。
今回13代目となるスカイライン、インフィニティのエンブレムを付けており、北米では既にスカラインの名は消し去っている。名だけのようである。
価格は、
350GT HYBRID Type SP 2WD/7M-AT/5,014,000円(本体価格)  JC08モード17.8k
350GT FOUR HYBRID Type SP 4WD/7M-AT /5,274,000円(本体価格) JC08モード16.8k

350GT

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