進化する車の安全 Vehicle-to-Vehicle=V2V通信技術承認/米運輸局

米運輸当局は2月3日、「車・車間(Vehicle-to-Vehicle、V2V)通信」と呼ばれる技術の採用を承認した。V2V通信は、衝突を避けるために速度や位置といった基本的な安全情報を自動車間で交換する技術。

米運輸長官は、承認に関する発表の中で「V2V通信技術は、すでに我々が目にしている安全ベルトやエアバッグといった救命設備の上に築かれた自動車の安全性向上の、次世代を代表するもの」だと語っている。
これまでの研究では、ワイヤレス通信を装備した車で、交差点の死角で衝突する可能性や前方に停車している車の存在を知らせるなど、様々な危険について、ドライバーに警告を発する実験が実施されている。
V2V通信は、後部からの追突や車線変更時の事故、交差点での衝突などを回避するのに役立つ。ただし、自動ブレーキシステムや自動運転システムは含まれていない。

米道路交通安全局(NHTSA)では現在、新しい技術のための規則を定めるために、分析の仕上げに入っており、意見公募をするための報告書を発表する予定。
NHTSAによれば、V2V通信システムには「セキュリティーやプライバシーを保護する策が重層的に」含まれているという。
以上、AFP参照

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