中国 自動車市場シェア 日本勢首位に回復

中国汽車工業協会によると、中国における日本車の販売が急回復し、中国市場の11月の国別の販売台数は日本車が32万5400万台で1位、続いてドイツ車が26万4400台、米国車が21万4700台、韓国車が14万5000台となった。
11月のトヨタの販売台数は、前年同月比41%増で8万9,800台に達し、ホンダは約2倍で8万3,000台、日産は96%増で13万1,800台となった。
乗用車市場での日本車の販売シェアは19.2%で国別では1位となった。

中国ではトヨタ人気は高いものの、価格も高く、大衆車市場では販売台数は計画通りには売れていなかった。
そうしたことから、トヨタはこれまで技術流出を防ぐことを目的にHVの基幹部品は日本から輸出してきたが、中国で生産することでコストダウンを図り、中国市場を攻略する方針に転換している。
ただ、高級車部門はドイツ勢の独壇場だが、GMもシボレー、ビュイック、キャデラックを投入し、本年は12月までに300万台売り上げる見込みで好調。
韓国勢は、大工場を中国に有しているが、日本勢と中国国内勢との板挟みになっている。現代の燃料ごまかしや雨漏り事件が中国では幅広く拡散されている。

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