EVベター・プレイス/倒産 バッテリー交換のインフラ整備で自滅

イスラエルのテルアビブに本拠を置く電気自動車向けインフラ整備の「ベター・プレイス」は、5月26日付でロード地方裁判所へ会社清算を申請し倒産した。
2007年に設立の同社は、電気自動車に対しバッテリーそのものを交換するステーションの整備により、充電を必要としないインフラシステムの構築を進め、イスラエルに加えデンマークでもサービスを開始したほか、多くの都市が興味を示すなど話題となっていた。
しかし、システム構築の遅れから同システムを利用可能な電気自動車の販売が計画を大幅に下回るなど業績が悪化、運転資金の調達に失敗したことで資金繰りが逼迫したため、事業継続を断念し今回の措置に至った。

EV車普及にバッテリー交換ステーションとは奇抜なアイデアだったが、世界不況から、財政悪化の欧州では政府補助金も期待薄で普及しなかったのが現実である。

トヨタは、EV車市場は、充電設備のインフラ整備が充足されない限り、消費者の購入規模は大きくならないとして、それまでの繋ぎとして、インフラ整備を要しないハイブリッド車の高性能化へ駒を進め、最近では世界の自動車メーカーがその流れに乗ってきている。より低燃費のプラグインハイブリッド車は家庭で、90分で満タン充電できる。
日産もEV車リーフの売れ行きが頓挫、価格を大幅に引き下げている。政府補助金活用で最低221万円から購入でき、ブリウスと価格では互角の勝負となるが後は営業力の違いのみ。

いつも不思議に思っているが、車はタイヤが回転して動いており、その回転を利用してどうして発電できないのだろうかと? 今後の蓄電池の性能しだいで充電不要EV車ができる。日本の歯車技術は世界一であり、可能と思うが・・・。(つ、釣りなんだからね!!(*/ω\*)  )

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