ホンダ 17年に電動バイク販売

ホンダは2017年をめどに、同社として初めて電動バイクを一般発売する。
これまではリース販売に限定してきた。
1回の充電で走れる距離を現行車種の2倍近くに延ばす。
同社の小型二輪車「スーパーカブ」の車体にこれまでより高い出力のリチウムイオン電池やモーターを載せる。
日本のほか、大気汚染が深刻な中国などでも売り出す計画。
世界的に環境規制が厳しくなる中、各社の開発競争が進む。

これまでのリース社「EV-neo」
●「クリーン」「静か」と「力強さ」を両立した動力性能
自社製ブラシレスモーターとリチウムイオン電池を採用した新開発のパワーユニットは、走行時にCO2を一切排出せず、早朝の配達や住宅街の巡回業務などに有効な電動二輪車ならではの静かな走行音とあわせ、高い環境性能を実現。また、低回転から力強いトルクを発生するパワーユニットは、30kg積載時に傾斜12°の坂道での発進可能。

●業務使用を考慮したタフなバッテリーシステム
一回の充電あたりの走行距離は34km(30km/h定地走行テスト値)を実現し、宅配や巡回などの業務に適しています。バッテリーは繰り返しの充放電や急速充電に強く、極低温時にも安定した特性を持つ東芝製の新型リチウムイオンバッテリー(SCiB)を採用。あわせて専用冷却ファンを備える新開発のバッテリー冷却システムを装備。

●稼働パターンに応じて選べる2種類の充電器
専用設計の急速充電器(200V電源使用)は、残量ゼロから約30分でフル充電(気温25℃環境下)が可能で、業務の合間に短時間で充電。また、シート下のスペースに格納して持ち運びできる普通充電器は、残量ゼロから約3.5時間でフル充電(気温25℃環境下)が可能。

●「EV-neo」のリース価格:454,650円~574,350円
以上、
何でこうも高いのか。10年もすれば、ホンダのこうした普及型電動バイクは世界市場にはないだろう。中国勢のEV車の追い上げはそれほど激しい。
17年販売予定の市販型は、出力と容量を増加させることから、さらに高くなる可能性がある。

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