ダイハツ工業/3月決算 減収減益 内需型自動車産業

軽自動車販売台数は68万7千台(対前年比98.4%)と減少したものの9年連続で軽自動車の市場シェアトップを維持している。
海外は、インドネシアでの当社連結子会社アストラ・ダイハツ・モーター社の販売台数は17万8千台(同▲5.2%減)と減少したが、小型乗用車「アイラ」などの貢献により、シェアについては昨年に引き続き2位となった(1位はトヨタ)。
マレーシアでの当社連結子会社プロドゥア社は、市場が堅調であったことに加え、昨年9月に発売した小型乗用車「アジア」の好調により、当期販売は19万6千台(同▲0.3%減)となり、9年連続販売台数トップを維持している。

当社グループの国内売上台数は596,665台と前期に比べ30,959台(▲4.9%)の減少、海外売上台数は392,070台と前期に比べ29,315台(▲7.0%)の減少、受託・OEMは484,394台と前期に比べ92,076台(▲16.0%)の減少、これらを合わせた総売上台数は1,473,129台と前期に比べ152,350台(▲9.4%)の減少となった。
国内売上高は1兆3,181億円、営業利益は582億円。
海外売上高は6,423億円、営業利益は520億円。
(以上の売上高は調整前のようだ)
(前期の国内売上高は1兆2,629億円と前期比6.8%増、営業利益は851億円と前期比1.4%増。前期の 海外売上高は、6,503億円と前期比11.6%の増加、営業利益は615億円と前期比26.0%増となっていた。)
以上、
中国でトヨタの販売チャンネルを使い、東南アジアで生産した安い軽自動車(馬力規制解除車)の完成車を販売したら面白い挑戦だと思うのだが・・・。
コペンについては、前コペンが性能の良さで長い間評価され残ったにもかかわらず、今回は当初からチョロQの合体物まがいの戦略を練り、性能評価を台無しにした感は歪めない。
※スマホ横持推奨

連結/百万円
売上高  
営業利益
経常利益
当期利益
12年3月期
1,631,320
115,462
128,223
65,138
13年3月期
1,764,976
133,040
148,173
81,406
14年3月期
1,913,259
146,743
163,494
83,698
15年3月期
1,817,103
110,613
127,100
68,145
15期/14期比
-5.0%
-24.6%
-22.3%
-18.6%
16年3月期予想
1,770,000
100,000
110,000
60,000
16期予/15期比
-2.6%
-9.6%
-13.5%
-12.0%

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