上海モーターショー/日産・トヨタ・ホンダが続々と中国向けの車種を発表

日産は中国の若者向け「ラニア」を発表、セダン市場での長年の積み上げによって得た成功のもとに開発された。中国の若者世代が求める斬新で際立ったパーソナリティを表現したモデル。同車は、特に20代から30代のエネルギーに溢れ、流行を創りだす中国の若者向けにデザイン・開発された日産初となるモデルであり、日産の中国の消費者に対する約束を明確に表現。

2013年に発表した「Friend-ME(フレンド・ミー)コンセプト」や、2014年発表の「ラニアコンセプト」から進化させ、北京におけるデザインセンターである「日産デザインチャイナ」の若手中国人デザイナーが中心となってデザイン開発を行うと同時に、日本の日産グローバルデザインセンターのグローバルでの経験と能力を活用し、同車のデザインを完成させた。

また、インフィニティ「Q70L Bespoke(ビスポーク)エディション」を披露し、コンセプトカーに用いられる芸術的技巧を量産車に採用することの可能性を示した。

「Q70L ビスポークエディション」は、今回中国で初披露となる「Q80インスピレーション」及び「Q60コンセプト」のラグジュアリーで精巧なインテリアデザインを踏襲。細部にまで技巧を凝らしたキャビンは、広々とした贅沢な室内空間となっている。

Q70L ビスポーク エディション

Q70L ビスポーク エディション

他にも「ムラーノ ハイブリッド」を発表。

さらに、日産自動車株式会社の中国での合弁会社、東風汽車有限公司の乗用車部門である東風日産乗用車公司(東風日産)も、中国の若者向けにヴェヌーシアブランド初となるクロスオーバーコンセプト「VOW」を披露。

「VOW」は、「Venucia Over Wonder」の略語で、ターゲット層の若者の期待を超えるヴェヌーシアというブランドとしての決意を込めたもの。コンセプトカーの外観デザインは最先端かつ大胆で、車体色はボリビアのウユニ湖をイメージした明るい青となっており、ダイナミックかつ優雅なイメージを表現している。

コンセプトカー「VOW(ボウ)」

コンセプトカー「VOW(ボウ)」

トヨタは、LEXUSブランドで直噴ターボエンジン搭載の「RX200t」を発表。
2015年ニューヨーク国際オートショーで発表した新型プレミアムクロスオーバーRXの2.0L直噴ターボエンジン搭載モデルRX200tを発表。なお、新型RX200tの日本での発売は、2015年秋以降を予定している。

Lexus International公式サイトの新型RXに関するページはこちら:http://www.lexus-int.com/jp/models/RX/

RX200t

LEXUS RX200t

HondaはSUVコンセプトモデル「Concept D」を世界初披露。

Concept Dは、上質な走りと広々とした空間を提供するSUVの最上級モデルとして現在開発を進めている、中国専用モデルのデザインの方向性を示すコンセプトモデル。

Concept D

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