FCV用燃料水素価格 キロ1千円 満タン4千3百円
JX日鉱日石エネルギーは25日、一般向けの販売が今月始まった燃料電池車(FCV)の燃料となる水素を、1キロ・グラムあたり1000円(消費税抜き)で販売すると発表した。
トヨタ自動車が発売したFCV「ミライ」を満タン(4.3キロ)にした時の燃料代は4300円で、約650キロ・メートル走行できる。
JX日鉱日石は来年3月までに11か所の水素ステーションを設置する計画で、25日には神奈川県海老名市に1店舗目を開店した。
ガソリン価格は、地域によって異なるが、水素価格は全国一律にする。
JX日鉱日石エネルギーは2014年度中に、東京、神奈川、埼玉、千葉、愛知の1都4県に合計11ヶ所の水素ステーションを開設する。
なお、岩谷産業は、すでにキロ1100円で販売すると発表している。岩谷産業は自社関係でステーション候補地を有しておらず、先般セブンイレブンとステーション設置の業務提携を締結していた。
JXの場合は、自社および関係の既設のガソリンスタンドに併設することで、初期投資を抑えられる利点がある。