11月の中国自動車市場 日系メーカー 中国自動車販売台数の推移

トヨタがやっと中国市場で見直されたのか、「カローラ」「レビン」の双子車の新車販売が好調である。それに対し、日産とホンダは低迷している。2012年9月の反日暴動から立ち直ってきたが、日産とホンダは今年下半期から販売不振に陥っている。新車販売がヒットしなければ、中国市場は苦戦する。中国で1・2位を争うVWやGMは中国では客層の広がりから小型車が売れており、ニーズに合致した戦略で販売台数を伸ばしている。
中国市場も製造業の低迷から消費へ不況が浸透してきており、昨年と比較し大きく売上台数の伸びが鈍化、今年下半期になり特に落ち込みが顕著となってきている。それでも10月までに1,898万台が販売されており、2014年累計でも過去最高の2,280万台前後が予想されている。13億人を抱える巨大市場に変わりはない。
しかし、反日=日本製品の潜在恐怖はまだまだ払拭されていない。中国政府は、尖閣どころか南シナ海全域を自分の庭とする軍事政策を採り続けており、政治的な火種は残率付け、拡大している。

11月 中国における日系自動車の販売状況
 
11
10
9
11月累計
日産
116,200
104,400
93,700
1,100,000
前年比
-11.8%
-9.0%
-20.0%
1.7%
トヨタ
92,300
104,700
91,100
907,400
前年比
2.9%
27.1%
26.1%
12.2%
ホンダ
72,973
70,802
56,880
646,127
前年比
-12.1%
-5.8%
-23.1%
-1.4%
中国の自動車販売台数推移
 
万台
前年比
2010
1,806.00
32.4
2011
1,850.51
2.4%
2012
1,930.00
4.3%
2013
2,198.41
13.9%
22014
 
 
1月
215.64
6.0%
2月
159.64
17.8%
3月
216.91
6.6%
4月
200.42
8.8%
5月
191.12
8.5%
6月
184.58
5.2%
7月
161.81
6.7%
8月
171.56
4.0%
9月
198.36
2.5%
10月
198.72
2.8%
11月
 
 
12
 
 
中国汽車工業協会の発表数値

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