日産ゴーンさん/軽自動車の自社生産は苅田工場で

日産のゴーン社長は21日、軽自動車の自社生産について、日産自動車九州を視野に検討していることを明らかにした。国内販売が伸びている軽自動車を自社工場で生産し、日産グループとして国内100万台の生産態勢を維持する狙い。
日産は2011年6月に三菱自動車と設立した合弁会社「NMKV」で、軽自動車の企画・開発を進めており、生産は現在、三菱自の水島製作所(倉敷市)が担っている。
ゴーン社長は「今のところ、すべての軽自動車を合弁事業で企画・開発することは決めているが、将来、軽自動車の一部を日産の自社工場で生産する」と明言。その上で「工場の選定は、コストと品質の競争力次第。九州はその潜在力がある」と述べた。ただし「今はどの商品を市場に入れるのかを考えている段階で、(生産工場の)決定はしていない」と語ったという。
日産苅田工場は、一世を風靡した日産シルビアの生産で知られ、その後は興味もなくなり、何を作っているのか知らない。しかし、今や各地の工場を売り飛ばして日産を再建させたゴーン社長、苅田工場が同社では日本一の生産量を誇るという。
ワクワクどきどきの車両なんぞ造らなくなってしまった日産、GT-Rしか興味がまったく沸かない今日頃ごろである。

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