日産/タイでピックアップトラック「NP300ナバラ」生産販売開始

日産は11日、ピックアップの12代目となる新型「NP300ナバラ」をタイで生産、世界180ヶ国向けに販売していくと発表した。
新型「NP300ナバラ」は、セグメント初となる多くの先進技術の搭載に加え、これまでにない快適性や利便性を提供することにより、ビジネスユースからプライベートまであらゆるニーズに応える。また、「NP300ナバラ」は、各市場のニーズに合わせ、標準ボディ、ワイドボディやキングキャブまたはダブルキャブ、そして四輪駆動、二輪駆動など、ボディタイプとパワートレインを幅広く揃えたモデルとなっている。

新型「NP300ナバラ」の特長は、優れた燃費性能、加速性能、高い操作性、強い耐久性、タフで力強いデザイン。
デザインは、日産特有のデザインDNAを維持しながら、よりスポーティでエモーショナルな表現を追求。
サイドビューは、高いウエストラインと特徴的な黒色を配色したBピラーにより作り出された滑らかなシルエットを特徴としている。
表面にダイナミックな凹凸のあるドア部分は、彫刻的なフェンダーとともに力強く頼もしい外見を表現。また、グリルからフード、そしてフロントフェンダーへと流れる日産の特徴的な「Vモーション」グリルは、スムーズでダイナミックなキャラクターラインを作り出している。

「NP300ナバラ」は、LEDデイタイムランニングライトとブーメラン型LEDランプの採用により、更にその外見上の魅力を向上させた。また、クロムメッキのウエストラインモールとウィンカー内蔵ドアミラーなども外観上の特徴を引き立てている。

またインテリアは、センターパネルから立体感のある重厚なドア部分まで続く緩やかなカーブを描いたダッシュボードが、広々と感じることができる空間を演出。
更に、直観的な人間工学デザインと高品質素材の採用及び改良、視認性の向上に加えて、乗降をし易くしたことで、日産の強みであるSUVのような感覚で乗れる。

「NP300ナバラ」のパワートレインは、
クラス最高レベルの燃費と排出ガス性能を実現しながら、セグメントリーダーの性能を誇るダイナミック・コントロール・ブレーキシステムを採用し、高出力と優れた加速も実現できるように開発。
改良型の2.5L DOHC直列4気筒ディーゼルエンジン(YD25DDTi)または2.5L直列4気筒ガソリンエンジン(QR25DE)をラインナップ。
「YD25DDTi」エンジンの最大出力は140kWと120kW/3,600rpm、最大トルクは450Nmと403Nm/2,000rpmで、電動アクチュエーター付きターボチャージャーにより過給圧が増大。燃費は現行モデルから約11%向上。
4x4システム搭載車は、VDC(ビークルダイナミクスコントロール)機能も採用し、アクティブ・ブレーキ・リミテッド・スリップ(ABLS)、ヒルスタートアシスト(HAS)とあわせ、4x4機能と安全性を向上させている。
「NP300ナバラ」のトランスミッションは、7速オートマチックまたは6速マニュアルから選ぶことができる。
7速オートマチックトランスミッションは、低速での燃費の良さに加えて、加速性能の向上、幅広い速度域を実現するためのギア比の拡大、滑らかな加速とギアチェンジを実現している。

本モデルは、今回のタイでの生産、輸出の開始を皮切りに、今後グローバル180ヶ国以上での販売を予定している。
(5人乗り車)

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