GM/第一四半期 純利益▲85.5%減  リコール費用13億ドル計上

ゼネラル・モーターズ(GM)が24日発表した2014年1~3月期決算は、純利益が前年同期比85・5%減の1億25百万ドル(約128億円)にとどまった。
売上高は、1.4%増の374億ドルと北米と中国は堅調に推移している。

リコール問題では、2月以降に公表した延650万台を超える大量リコール(無料の回収・修理)の実施に伴い、約13億ドルの費用を計上した。
GMは乗用車の欠陥を長年放置し、事故で計13人が亡くなっていたことが、議会や司法当局で問題化している。

リコール計上を含む部門別の営業利益額は
北米市場部門:▲61%減の5億57百万ドル。
国際市場部門:▲47%減の2億52百万ドル。
うち、欧州市場は、リコール費用の
ほか、リストラ2億ドルを入れ、▲2億84百万ドルの赤字(前年同期は▲1億52百万ドルの赤字)と拡大した。
うち、南米市場は、▲1億56百万ドルの赤字(前年同期の▲38百万ドルの赤字)と拡大した。
また、値上げ効果の営業利益押し上げ効果は約18億ドル、北米市場でのシボレー・シルバラードやシエラという大型ピックアップトラックの販売好調により、値上げ効果が如実に現れている。

ただ、第2四半期以降、リコール問題が売上高に影響してくると見られている。

あわせて読みたい