高級スポーツ車「アストンマーチン」中国製の部品使いリコール1万7590台(75%)
2月6日米国のBBCは、高級スポーツカーメーカー・アストンマーチンが、中国製不良部品を使用したことが原因で1万7590台をリコールすると報じた。
アストンマーチンが、今回リコールを決定したのは、07年11月以降に生産した左ハンドル車と、12年5月以降に生産した右ハンドル車が対象で、07年11月から現在までに生産したスポーツカーの約75%に相当する1万7590台。
リコールの対象とならなかった車種は、ヴァンキッシュ、ヴァンキッシュ、ヴォランテだけだったという。
リコール原因は、「中国の下請業者が生産したアクセルペダルの一部に不良プラスチック部品が使用されており、アクセルペダルが破損する可能性があり、安全性の見地から交換する必要があるため」としている。これまでに事故などの報告は受けていない。
同社は今回の事件を受けて、アクセルペダルの生産を英国へ移したという。
アストンマーチン「シグネット」は、日本では500万円前後から購入できるが、ほかは1500万円以上する高級スポーツカーばかり生産している英国自動車メーカー。
高級スポーツカーをケチ臭い考えで中国へ下請けに出したことがそもそもの問題。アストンマーチンDBS(3,099.0 ~ 3,419.4 万円)ボンドカーなども粗悪品アクセルペダルが取り付けられていたようだ。
こうした超高級車は、ドイツ製やイタリア製が手作りやそれに近い生産方法で製造しており、英国車で乗れるのは、もっと高いロールスロイス(今ではBMW系、系列のベントレーはVW系となっている)ぐらいなものだろう。