テスラM 米証券SEC調査 事故開示怠る 20億ドル調達時

米WSJは11日、テスラモーターズの電気自動車「モデルS」で、自動走行中に死亡事故が起きた問題で、米証券取引委員会(SEC)が調査を始めたと報じた。同社が事故の報告を怠り、連邦証券法に違反した可能性があるという。
米高速道路交通安全局(NHTSA)によると、事故はフロリダ州の高速道路で5月7日に発生。テスラの「2015モデルS」が自動走行モードで走行中、側道から出てきたトレーラーと衝突し、運転手が死亡した。急な割り込みに自動走行中のEVが反応せず、ブレーキを効かせずそのままトレーラーに潜り込む形で追突した。トレーラーが晴天中の雲と同じ白色だったことも反応しなかったことも一因とされている。
死亡した運転手は、運転を放棄しDVD鑑賞していた疑いがもたれているが、自動走行車は、あくまで運転手が運転する補助的なシステムであり、運転を放棄し車自体に依存した場合の危険性を露呈させた事故となった。

同紙によると、テスラは5月16日、NHTSAに対して事故の報告をした。ただ同社が事故を公表したのはさらに遅い6月30日だった。

米SECが問題にしているのは、市場から20億ドル(約2千億円)という巨額を調達するにもかかわらず、5つき18日に提出した売り出しに関する開示資料で、当事故についての情報をRISK FACTORに開示していなかったことを問うているもの

同社の株価は回復中であり、SECの調査のインパクトにより、回復の動きが見直される可能性もある。

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