トヨタ/新型PHV 今秋販売へ 電気だけで60キロ

欧米を中心に自動車の排出ガスの規制が厳しくなることから、トヨタは、電気だけで60キロ余り走行できる新型のプラグインハイブリッド車を今年秋から発売する。
トヨタが15日公開したのは、家庭で充電できるプリウスのプラグインハイブリッドの新型車。
同車は、200ボルトのコンセントで2時間半ほど充電すると、ガソリンを使わず電気だけで60キロ余り走行できる。また、車の屋根に太陽光パネルを設置すれば、電気での走行距離をさらに延ばすことができる。
トヨタでは、プラグインハイブリッド車は電気を有効に活用し、エネルギーの多様化を図れる。次世代のエコカーの柱の1つにするとしている。
今後、欧米を中心に自動車の排出ガスの規制が厳しくなることから、VWやBMW、アウディ・ベンツなど海外メーカーもプラグインハイブリッド車を相次いで投入していて、国際的なエコカーの開発競争は一段と激しくなる。

汚れまくった煙霧大魔神が猛威を振るう中国では、その対策からPHVとEVに対して補助金を出し、2020年までに500万台普及させるとしている。(PM2.5=スモッグ問題は自動車だけの問題ではなく、老朽化した生産設備を構造改革で閉鎖するでもなく、有害物質を除去する触媒装置も取り付けない国営企業はじめとする多くの重化学工場の存在にあるのだが・・・)
EVは、中国も含め世界で、いまだ充電ステーション数と充電時間、走行距離、価格の問題を抱えたままとなっており、PHVはその救世主的な存在となっている。

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