17年度のリコール台数過去最高 368件1900万台
国交省が発表した2017年度のリコール件数は次のとおり、過去最高となった。
平成27年度における自動車のリコール届出は、総届出件数368件(対前年度13件増)、総対象台数18,990,637台(対前年度9,432,749台増)だった。
この総対象台数は、昭和44年にリコール制度が創設されて以降、最高の台数。
その理由
対象台数が100万台を超えるリコール届出が5件、この5件で総対象台数の約40%を占めた。
平成27年度におけるタカタ製エアバッグに関するリコール届出は、届出件数49件、対象台数9,549,996台で、総対象台数の約50%を占めており、これも、総対象台数を押し挙げた主因の一つ。
以上、
豊田会長は、リコールはより良い車両にするための改善であり、問題ないような発言をしていたが、そうした気の緩みが、大きな気の緩みに繋がり、経営さえも揺さぶるようになる。
今のトヨタを見て、大野耐一さんも天国で嘆いておられることだろう。
ましてや、豊田会長がいうリコールは、「自主的改善の届出」であり、国交省ではリコールと区別している。
<2017年度にあった100万台を超える5件のリコール届出>
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対象台数
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車名
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通称名
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不具合の内容
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届出年月日
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1
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1,872,903
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スズキ等
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ワゴンR他8車種
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イグニッションスイッチが発熱し発火するおそれ
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H27.4.22
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2
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1,625,144
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ホンダ
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フィット他15車種
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エアバッグ展開時に正常に展開しないおそれ
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H27.7.9
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3
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1,616,125
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スズキ等
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パレット他5車種
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エアコンコンプレッサーがロックし、走行中エンストするおそれ
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H28.3.3
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4
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1,612,670
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トヨタ
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カローラ他21車種
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エアバッグ展開時に正常に展開しないおそれ
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H27.11.25
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5
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1,300,983
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トヨタ
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カローラ他21車種
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エアバッグ展開時に正常に展開しないおそれ
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H27.5.13
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