米運輸省、BMWの無人・自動車庫入れ機能認可

日産リーフのCMでおなじみの車庫入れ。BMWはそれを進化させている。
米運輸省のフォックス長官は14日、デトロイトで開かれている自動車ショーで、BMWが申請していた車の自動車庫入れ機能を認可すると発表した。
この機能は、BMWが米国で今年発売する「7シリーズ」に搭載される。
運転手が車を降り、車外からリモコンのボタンを押すと、センサーとカメラを駆使して車が自動的に車庫や駐車スペースに収まる。途中で車庫入れを中止することも可能。

運輸省は、現行の安全規定を見直して解釈を変更し、この技術が自動車安全基準を満たしていると認定した。
米国では、これまでにも、自動ブレーキや衝突回避、車線離脱警告、後方確認用カメラといった新技術が認可されてきた。
フォックス長官は、制定後数十年がたつ安全規定の解釈を変更することでこうした新技術にゴーサインを出しており、自動車メーカーに対しても、技術開発を促すための解釈の提案を奨励している。
フォックス長官は、「自動車技術の新時代が幕を開けようとしている。この時代は人命を救い、温暖化ガスの排出を減らし、車社会を変革させる多大な可能性を秘めている」と指摘した。

高速道路交通安全局(NHTSA)は、自動車業界と連携して自走車の安全な運行に関するガイドラインを半年以内にまとめ、完全自走車の仕様や検査方法などに関する共通認識の確立を目指す方針。
オバマ大統領の2017年度予算案では、今後10年で40億ドル(約4720億円)を投じて全米の専用区画でインターネットと連携する「つながるクルマ」の実験を行う計画や、つながるクルマと自走車に関する各州共通の枠組みを確立する計画が盛り込まれている。
以上、
少しずつ自動化は進化している。今後10年もすれば完全自動化が大きく前進していることだろう。

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