2012年の米新車販売台数13.4%増の1,449万台 トヨタ・ホンダ回復

米調査会社オートデータが3日発表した2012年の米新車販売台数は、ローン金利の低下や雇用改善が買替え需要を喚起し、前年比13.4%増の1,449万1873台と、金融危機前の07年以来の水準まで回復した。

特にトヨタなど、東日本大震災やタイ大洪水の影響から脱した日本勢が市場をけん引した。米市場の拡大は3年連続となっている。

12年通年では、GMが3.7%増の約260万台、フォードが4.7%増の224万台、クライスラーが21.0%増の165万台、トヨタは27.0%増の208万台、ホンダが24.0%増の142万台、日産は9.5%増の114万台で、日産として過去最高記録更新、以上6社で合計1,113万台、76.8%の占有率となっている。

米市場のピークは2000年の約1,740万台、8割の水準まで戻った。13年も引き続き緩やかな景気回復が買い替えを促すとみられ、多くのアナリストたちも1,500万台超えを予想している。

なお、世界最大の中国市場は11月までで既に1,749万台に達している。

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