EV「エレクトライク」形式認定 本格販売へ

川崎市中原区のベンチャー企業「日本エレクトライク」の松波登社長は15日、同社の三輪電気自動車(EV)「エレクトライク」が国土交通省から型式認定を受け、販売を本格的に始めると発表した。

国内ではかつてダイハツの「ミゼット」など貨物用オート三輪がよく見られたが、その電気自動車版にあたる。
オート三輪は、カーブで倒れやすい欠点があったが、左右の後輪を別々のモーターで動かし、個別に制御することで安定性を高めた。インドの大手バイクメーカー、バジャジ・オートから車体を調達、電気モーターとバッテリーを組み込んだ。開発には大手自動車メーカーのOBらが関わった。

普通自動車免許があれば運転できる。

一人乗り
懐かしのバーハンドル
最高時速は約50キロ。
充電一回での最大走行距離は30キロと60キロの2種。
後部の荷台積載量は最大150キロ。
軽自動車より小回りが利き、市街地での集配業務だけでなく農作業にも活用できる。
 生産予定は、本年度は百台、2016年度は2百台。
販売価格は国の助成金を活用して、バッテリー容量別に百万円と百三十万円の予定。
 同社によると、用途に応じて「オーダーメード」可能。飲料水などの用具搬送にとサッカーJ1川崎フロンターレも導入を決めており、練習グラウンドの芝を傷めないよう幅広のタイヤと広めの荷台で発注している。

あわせて読みたい