過去最多の491件 危険運転致死傷罪の人身事故 

警察庁は19日、全国の警察が2014年に危険運転致死傷罪で摘発した人身事故は491件に上り、前年より148件増えたと発表した。

要件を緩和した規定が昨年5月に新設された影響で、統計を始めた02年以降最多となった。

危険運転致死傷罪は、2014年5月19日まで刑法に規定。酒や薬物の影響、高速度などで起きた人身事故が対象で「正常な運転が困難な状態」に限っていた。しかし、悪質な事故に適用されないケースがあったため、厳罰化を求める機運が高まり、昨年5月20日に「自動車運転処罰法」が施行された。

危険運転を刑法から移した上で、要件を「正常な運転に支障が生じる恐れがある状態」に緩和した規定を新設した。

旧規定による発生件数はほぼ前年と変わらなかったが、新規定採用で増加した。

新規定の摘発は2014年には138件あった。

内訳は、

酒103件、

薬物12件、

一定の病気13件、

通行禁止道路の進行10件

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