人気の「ニンジャH2」 大型車欧米のみ販売へ 受注すでに計画の2倍 川崎重工

川崎重工は、新開発した大型二輪車「ニンジャH2」の販売を欧米で始めた。
走行性能を重視して、明石工場の「匠みの技」を結集。
自動車でいえばイタリアのスポーツ車、フェラーリのような存在を目指し、部品や塗装に量産型として最高の技術を注ぎ込んだという。二輪車事業巻き返しの旗印とする。
「こんなバイクも造れる、と他社との違いを際立たせたい」との一心に製作した渾身の逸品。

ホンダ、ヤマハなど二輪車大手の中で、カワサキは中大型に特化する。レジャー向けが主流で景気の影響を受けやすいため、同社の二輪車事業はリーマン・ショックのあった2009年3月期から、4年連続の赤字に陥った。今回のニンジャH2は、そうした低迷期に開発を始めた。

エンジンは200馬力。航空機エンジン部門の技術を転用して、従来型の約1.3倍に高めた。鏡面のような車体には、二輪、四輪車を含めて業界で初採用の特殊塗装が施してある。

車体に打ち込むねじの位置の工夫などで車幅を薄くして、ライダーの足がまっすぐ地面に届くようにし、安定性を高めている。作業が複雑になり、組み立ては、量産モデルでは初めてほぼ手作業で行う。従業員23人で1日の生産台数は最大15台という。

国内では販売せず、個人で逆輸入すると価格は270万円程度になるとみられるという。
販売目標は非公開だが、受注は予想の2倍を超えたという。

二輪車部門を統括する常務は「狙いは米国。リーマン・ショックで市場規模は半減したが、最高性能のバイクを投入して顧客の熱を呼び戻したい」と意気込んでいる。
以上、報道参照

なお、H2とH2Rがあり、H2Rは998ccの直列4気筒エンジンから300馬力を発生させるという。
後は倒れないようにムラタ君にお願いするしかない。
追、US向け価格はH2が約290万円($25,000)、H2Rが581万円($50,000)だそうだ。

[tubepress mode=”tag” tagValue=”ニンジャH2” resultCountCap=”6″ orderBy=”newest” playerLocation=”shadowbox”]

あわせて読みたい