ポルシェ 「911タルガGTS」と「カイエン ターボS」発表 北米ショー 570馬力搭載

ポルシェは、北米国際オートショー2015で、タルガの50周年を記念した、パワフルでダイナミックな911タルガ4 GTSと、スポーツSUVのトップモデルであるカイエン ターボSを発表した。

成功を収めたGTSの理念とクラシカルなタルガのコンセプトが「911タルガ4 GTS」において初めて融合され、最高出力430PS(316kW)のパワフルなエンジンと標準装備されるスポーツクロノパッケージが、さらにダイナミックな性能を発揮している。
最高出力430PSを発生するエンジンがもたらすパワーウェイトレシオは、大幅に拡張された装備にもかかわらず、Sモデルの3.9kg/PSから3.6kg/PSに改善されている。これによって、911タルガ4 GTSのPDK仕様車の最高速度は300km/hに達し、0 -100km/h加速タイムは4.3秒をマークしている。エンジンの最高出力は911タルガ4Sを30PS(22kW)上回りながら、複合燃費は同じレベルの9.2-10.0リッター/100km(トランスミッションにより異なる)となっている。

最新のカイエンの新しいトップモデルでは、「カイエン ターボS」の最高出力を、先代モデルを20PS上回る570PS(419kW)に引き上げている。最大トルクは先代より50N・m増加した800N・mとなり、新ツインターボエンジンによりレスポンスを向上させている。

「ニューカイエンターボS」SUVのトップアスリート
スポーティSUVシリーズのトップモデルとなる「ニューカイエンターボS」をデビューさせた。見直された4.8リッターV型8気筒ツインターボエンジンは、最高出力570PS(419kW)と最大トルク800N・mを発生。広範なコントロールシステムを組み込んで最高レベルのダイナミックなハンドリングのためにチューニングされたシャシーが、カイエンターボSを真のトップアスリートにしている。
ニュルブルクリンクの北コースを7分59秒74で走り切るカイエンターボSは、ここでもSUVの新しいベンチマークを設定し、このセグメントにおいてもポルシェが真のスポーツカーであることを実証している。
ツインターボエンジンのいっそうダイレクトなレスポンスは、主にエグゾーストマニホールドに直接統合されたターボチャージャーによるメリット。この新しい取り組みは、燃焼を改善している。この高性能エンジンは、先代モデルより最高出力が20PS、最大トルクが50N・m増大されている。カイエンターボSの0-100km/h加速タイムは、先代を0.4秒上回る4.1秒で、最高速度は284km/hに達している。
ポルシェ カイエン ターボSは2015年の第二四半期にドイツから販売が開始される予定。
以上、

カイエン ターボS

カイエン ターボS

カイエンはタルガとデザインは共有、ただ、カイエンにSUVを投入している。SUVに570馬力を搭載するとは、ポルシェの技術陣の自己満足の領域。無茶走りでは空力抵抗を受けいつぞやのベンツのように空中をヒラリする可能性もあろう。
なお、日本でのポルシェの2014年の販売台数は、前年比10.6%増の5,385台。特に12月は、株価が上がったせいか1,043台も売れている。高価格領域でピンキリあるが・・・。
日本にもゴリゴリのポルシェファンが多い。しかし、日本勢の高級スポーツ車も3社揃い踏みになったことから面白くなってきた。GT-R神話は続くが、そのそばを爽やかにNSXが走り抜ける。
  参考:GT-Rは550馬力。

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