アルミホィール最大手エンケイ 所得隠し6億円 追徴2億円/名国税

1225_01名古屋国税局は、自動車用のアルミホイールの製造販売最大手で、「エンケイ」(静岡県浜松市中区板屋町111-2、代表:鈴木順一)が、中国の子会社から得た配当収入の税務申告を不正に免れたなどとして、約6億円の所得隠しを指摘したと報道されている。
同社は、中国子会社から約4億円の配当収入を得たのに、未収金を回収したかのように装うことで税務申告を不正に免れたと名古屋国税局から指摘を受けたという。
また、架空経費を計上するなどして約2億円の所得を申告せず、指摘された所得隠しの額は、昨年までの5年間で合わせて約6億円に上るという。
さらに、会社側の経理ミスによる申告漏れが約5億円あり、重加算税や過少申告加算税を含めて、約2億円を追徴課税されたという。
エンケイは、自動車用のアルミホイールの製造販売では国内最大手、自動車レースの最高峰F1のチームにもホイールなどを供給している。
エンケイはすでに修正申告を済ませている。
以上、
エンケイのアルミホィール年間生産量は2,500万本以上。北米、中国、タイ、インド、マレーシアなどにも拠点を構えている。非上場企業。

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