再編進むトヨタ自動車(2)グループ企業一覧

トヨタは、今や核である自動車事業の拡大や時代の流れとともに、これまでに何回ともなくグループ化を図ったり、再編したりしてきた。

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トヨタグループ「オールトヨタ」の13社
1895年に豊田佐吉が創業した豊田商店を系譜とする企業グループが初期からのグループ。   
(株)豊田自動織機
1926年11月設立
豊田佐吉が創業、トヨタグループの本家。又、トヨタ自動車を始めとしたグループ各社の大株主でもある
トヨタ自動車(株)
1937年8月設立
豊田喜一郎を中心として1933年に豊田自動織機製作所に開設された自動車部が起源
愛知製鋼(株)
1940年3月設立
自動車用特殊鋼の研究開発を目的として1934年に豊田自動織機製作所に開設された製鋼部が起源
(株)ジェイテクト          
1921年1月設立
トヨタ自動車工業から1941年に工作機械を作る「工機部」を分離した豊田工機と、ベアリングのメーカーとして1921年に創業した光洋精工が起源(2006年に合併)
トヨタ車体(株)
1945年8月設立
トラックボディの専門メーカーとしてトヨタ自動車工業から分離
トヨタ自動車東日本(株)
1946年4月設立
富士重工業や日産自動車の源流でもあり戦後解体された中島飛行機のエンジニアが創業。1950年に、関東自動車工業としてトヨタ車専門のボディメーカーとなる。2012年7月1日にセントラル自動車・トヨタ自動車東北を吸収合併し、現社名に。
豊田通商(株)
1948年7月設立
1936年にトヨタ車の販売に対する金融業務を目的としてトヨタ金融としてを設立。42年、豐田産業に社名変更し、トヨタ系各社の証券保有業務を兼ねる。48年、企業再建整備計画を完了し、豊田産業(株)の商事部門を継承して「日新通商株式会社」(現在の豊田通商)を設立、56年から現社名に(読みは1987年まで「とよだ」であった)。その後加商を2000年、次いでトーメンを2006年に吸収合併し、現在、7大総合商社第6位。
アイシン精機(株)
1949年6月に「愛知工業」として設立。
トヨタ自動車工業が、1943年に設立した「東海飛行機」(愛知工業の前身)が起源。その後、1945年設立の「新川工業」と1965年に合併し、現社名となった。
豊田合成(株)
1949年6月設立
戦時体制の企業整備令により1943年にトヨタ自動車工業のゴム部門が独立した国華工業名古屋工場を経て、1949年に創業。現在トヨタグループの中で唯一、「豊田」の読みを「とよだ」としている(1987年までは、豊田自動織機(製作所)、豊田通商でも、「とよだ」の読みとしていた。)
(株)デンソー
1949年12月設立
カーエアコン及び自動車電装品のメーカー。トヨタ自動車工業の「電装部」から、「日本電装」として分社(1996年より現社名に変更)
トヨタ紡織(株)
1950年5月設立
1918年に豊田自動織機製作所の源流でもある豊田紡織を豊田佐吉が創立、戦時下(1943年)にトヨタ自動車工業と合併するが、1950年に再度分離された(その後、1946年創業のアラコと、1960年創業のタカニチを、2004年に吸収合併した)
東和不動産(株)
1953年8月設立
非上場会社であり外部から株式を買い占められるリスクが低いことから、トヨタグループへの敵対的買収に対する防衛策としてトヨタグループの持株会社的な機能も担っている
(株)豊田中央研究所
1960年11月設立
自動車関連技術の研究を目的として、トヨタグループの共同出資で創立
トヨタグループ
ダイハツ工業(株)
1907年3月設立
企業としては日本で最も歴史の長い自動車メーカー。1930年にオート三輪で自動車業界に参入、小型車を主軸製品としてきた。                                 1967年にトヨタ自動車と業務提携、1998年に同社の子会社となる。                                 トヨタの持株比率51.19% (2014年9月末現在)
日野自動車(株)
1942年5月設立
いすゞ自動車の前身でもあるヂーゼル自動車工業より東京瓦斯電気工業の系統である日野製造所が分離して発足、太平洋戦争後は大型バス・トラックなど重車両を主として生産。                                       1966年にトヨタ自動車と業務提携し、トヨタ・ハイラックスの開発を受託、1968年以降ハイラックス、パブリカバン、カリーナバン、ハイラックスサーフ/4ランナー、タコマなどを受託生産、2001年に同社の子会社となる。                          トヨタの持株比率50.1%(2014年9月現在)
トヨタホーム(株)
2003年4月設立
一代一事業という豊田家のモットーに則り、1975年に豊田章一郞の発案で始められたトヨタ自動車の住宅部門を分社化したもの。                     2010年10月1日をもって完全分社化。
トヨタ自動車の製造関連会社
キャタラー
三栄工業
愛三工業
曙ブレーキ工業(取引、独立系)
FTS
フタバ産業
協豊製作所
ジェータックス
豊臣機工
トヨタテクノクラフト (TTC)
東海理化電機製作所
トヨタテクニカルディベロップメント (TTDC)
プライムアースEVエナジー
シンテックホズミ
トヨタ輸送
ヤマハ発動機
富士重工業
いすゞ自動車
大豊工業
豊田鉄工
トリニティ工業
共和レザー
中央精機
ソーシン
小糸製作所
中央発條
ファインシンター
ダイハツディーゼル
太平洋工業
青山製作所
大橋鉄工
豊田章男現トヨタ自動車社長の系譜
豊田章一郎(父)
(母)博子は三井家総領家である北家から嫁ぐ
豊田佐吉(曾祖父)
三井高棟(曾祖父、三井財閥10代当主)
豊田喜一郎(祖父)
三井高公(大伯父、三井家11代当主))
豊田英二(従祖叔父)
豊田達郎(叔父)
斉藤滋与史(義叔父、大昭和製紙創業者の次男で元建設大臣)
藤本進(義兄、元大蔵省官僚)

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