8月の自動車販売 ▲9.1%の大幅減少

8月の国内で販売された新車の台数は33万3,471台で、消費税率の引き上げに伴う駆け込み需要の反動などで前年同月比▲9.1%下回り、2ヶ月連続で減少した。
落ち込みの幅は4月の▲5.5%を大幅に下回り、消費増税後、最も大きくなった。
増税前の新車攻勢の受注残の消化は6月までに終わり、落ち込みが加速している。
軽自動車は、スズキ(ハスラーなど)と日産(デイズ)は前年同月比の落ち込みが少なく頑張っているが、ホンダは▲約2割も落ち込んでいる。
前月比では軽各社合計で▲27.2%も落ち込んでおり、目も当てられない状況に至っている。
これでまた、日銀・黒田丸の期待に反し、海外への工場進出が加速する可能性もある。

8月の自動車販売状況
2014年
8月
昨年8月
前年比
自動車
206,606
217,411
-5.0%
軽自動車
126,865
149,343
-15.1%
合計
333,471
366,754
-9.1%
乗用車
177,749
188,867
-5.9%
・乗用車は普通車と小型車(軽除く)
・自動車は乗用車+トラック+バス(軽除く)
 8月軽自動車メーカー別販売状況
2014年
8月
前年同月
前年比
7月
7月比
ス ズ キ
42,923
44,369
96.7
58,345
73.6
ダイハツ
35,454
43,381
81.7
48,421
73.2
三 菱
4,173
6,816
61.2
6,540
63.8
ス バ ル
1,261
3,903
32.3
2,893
43.6
ホ ン ダ
22,937
28,580
80.3
31,227
73.5
マ ツ ダ
4,058
4,871
83.3
4,312
94.1
日 産
14,078
14,473
97.3
19,879
70.8
ト ヨ タ
1,975
2,947
67.0
2,745
71.9
そ の 他
6
3
200.0
15
40
合 計
126,865
149,343
84.9
174,377
72.8
 
 
 
-15.1%
 
-27.2%

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