5月の中国自動車販売 8.5%増の191万台 日本勢は低迷

5月の中国自動車販売台数は191万台で、前年同月比8.5%増加した。中国汽車工業協会(CAAM)幹部が10日、記者会見で述べた。
だが、乗用車販売台数は13.9%増の159万台に達している。
輸出が▲12%減少し、在庫は過去最大に膨らんでいる。

1~5月の販売台数は、前年同期比9%増の984万台。
5月はゼネラル・モーターズ(GM)やフォードなど海外メーカーが引き続き好調だった。
普通乗用車よりSUV や MPVが伸びている。
GMの販売台数は前年同月比9.2%増、
フォードは32%増。

5月のドイツメーカーは約34万台とシェアも28.7%と拡大させている。
5月の日本勢の売上台数は前年比12.5%増の25万2200台

こうしたなか、トヨタと日産は低い伸びにとどまり、
トヨタは2.7%増と前月の2桁増から減速
日産は3.1%増
ホンダは10.0%増。
となっている。
なお、中国メーカーのシェアは21.5%と前年比5.1ポイント下落している。
CAAMは、今年の中国の自動車販売台数の伸びは8~10%で、前年の13.9%から減速すると予想している。

日本勢のトヨタと日産は、2012年9月の尖閣国有化により発生した反日暴動・不買運動から、日本勢の中国における車両売上台数は大減速、ただ、昨年5月頃から回復傾向にある。その反動から、5月以降の伸びは鈍化したものとなっている。それ以上に販売努力すれば別だが、中国民の反日感情は世論調査でも定着しており、安倍さんと習さんがハグでもしない限り難しいのが現実。
ただ、日本勢全体では12.5%増となっており、マツダあたりが売上台数を伸ばした可能性が高い。

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